大人だってお昼寝したい
おかげさまで毎日「ラクに・楽しく・オモシロく」仕事をしている。
正直言ってキツいこともあるが、その先にオモシロイことが待っていると確信できるので、一時的なキツさは受け入れられる。
例えば昼下がりの眠気とか。
午後の眠気。
昼食をとったあとの13時半ぐらいから、襲ってくる。
つまんない単純作業をしているわけでもないのに眠い。
これはキツい。
一時的なキツさは受け入れよう。
午後の早い時間に15分くらい寝ると、あとの仕事で効率が上がる。というのはよく言われている。
だから寝る。
リーズナブルでひんやり【梅】
とは言っても起業したてで固定費を切り詰めた会社であるから、寝床はきわめて粗末。

【梅】ダンボール
最初のころは、床に段ボールを敷いて寝ていた。
枕もない。
初夏だったのでひんやりした床の冷気が伝わってきて、これはこれで悪くない。
クッション性がないのでやや硬いが、15分の仮眠だもの。平気平気。
カスタマイズ可能!15cmのランクアップ【竹】

【竹】消火器の外箱
わが社の取扱商品である消火器の、外箱を使ってみたらいいんではないかと思いつき、組み立てたベッド。
これ、悪くない。
床から15cmほど上がっただけでこの快適さ。
空箱を使っているので、ほどよい柔らかさもある。
寝る人の身長に合わせて箱の数を調整できる、というカスタマイズ性も便利。軽いので移動もカンタン。
難点は、一番力の加わるおしり部分の箱がすぐに疲弊するということぐらい。
機能と見た目を兼ね備えた最高級【松】
段ボールの寝床は悪くない。
悪くはないが、やはり見た目がちょっとアレだ。
めったにないが、お客さんが来たときはそそくさと片づける。

【松】待合室の長イス
しかしついに、ちゃんとした寝床にグレードアップした。
あるご縁で手に入ったのだ。現役時代には病院の待合室で活躍していたイスが。
長年病院に勤めていたイスが、わが社で第二の人生を送ることになったのだ。
もちろんわが社でも普段は長イスとして働いていただく。
でもときにはごろりと横になって、寝イスの役も果たしてもらいたい。
待合室でも、具合の悪い人が横になっていたはずだ。
なんと、この長イスにはオマケがついている。
診察室にある枕、あの長四角のそっけない、サムライが使うような枕、あれがついているのだ。
寝心地がよすぎない、というところが仮眠にぴったり。
縁は異なもの味なもの
申し分ない。
もうこれ以上、寝床に関してはなにも求めない。
「ご縁に感謝」ってセリフ、くさくて好きじゃないけど、でもまさにその通り。
病院勤めのころとは違った環境で、長イスは満足してくれているだろうか。
嬉しくって、長イスの上では寝られない。眠れない。
だけどごろりと横になって考えごとをする時間は格段に増えた。
アイディアをひねるとき、固めるときには横になる。
営業会議中にも、ごろり。