
今日はヘルメット着用。
防災というくくりで地震のことも考えている
9月1日は防災の日。
ふだんは消防中心の活動をしているイグジットだが、防災というカテゴリーでは切っても切れない「地震」についても考えている。
というわけで、シェイクアウトに参加する。
シェイクアウトとは、地震のときに安全を確保するための動きを身につける大規模な防災訓練。
いろんな場所でいろんな人が同時にやるわけだが、このときやるのはこの3つの行動。
①まず低く
②頭を守り
③動かない
すわ地震!となったとき、身を守る行動としてできるのはこれくらい。
こんな簡単な行動でも、体に染みついていなければとっさには動けない。
あまりのことにボーゼン!体が固まってしまい、なーんにもできない。ということだって大いにありうる。
さぁ、今年もシェイクアウトに参加して、まずはやってみようではないか。
日本シェイクアウト提唱会議
大分市でも防災の日に合わせて、午前11:45からシェイクアウト訓練を開始する。
平日の昼間であるから、職場で体験する人もいるであろう。
そんな人に、オフィスで地震が起こったらどうなるかの参考映像をプレゼントしたい。
見る価値あり!の恐怖映像
国立研究開発法人防災科学技術研究所・兵庫耐震工学研究センターというところが研究している地震実験の映像である。
この加震実験映像「【15】超高層建物のオフィス空間」というやつが怖いんだ!
YouTubeにも似たような動画があるので、このおしっこチビるレベルの恐怖映像をぜひ見ていただきたい。
「地震発生時のオフィス内(対策なし)」
恐怖映像の解説
薄暗いオフィス。
マネキンスタッフたちは今日も残業。
壁ぎわにはスケジュール表を手直しするマネキン。
軽い打合せをするデスクの2人。
その隣には、広げた雑誌を前に手持ちぶさたげなマネキン。今日の業務はとっくに終わったのに、上司が残っているせいで退社できないのだろうか。
映像開始から約20秒後に揺れが始まる。
揺れ始めたとたん、壁際に立っていたマネキンが倒れる。
イスに座っていたメンバーも大いに揺り動かされ、書棚に頭を打ちつける。
そしてすぐに右側のロッカーも倒れる。バゴーン。
「ロッカーのそばにいなくてよかった!」なーんて、左側のマネキンたちが揺安堵した次の瞬間。
周囲のすべての家具が襲いかかり、最初に倒れたマネキンを含めたすべてのマネキンの姿がそれっきり見えなくなる。
あとは止まらぬ揺れに、もうもみくちゃ。
マネキンたちは家具の下で擦りつぶされてるんじゃないか。
別の角度から見てみよう
続いて別のカメラがとらえた映像が始まり、先ほどの悲劇が繰り返される。
お気づきだろうか。この映像の終盤、画面右端に暴れるコピー機の姿が映っている。
よく見ると、コピー機が壁をブチ破っているではないか。
さらに別の角度から。
今度はくだんのコピー機側からの映像だ。
揺れた途端に反応し始めるオフィスのコピー機。
電源コードでつながれているとはいえ、オフィス内を自在に動きまわるその姿は、獲物を探しているかのようだ。
継続する揺れで家具が倒れ、もう獲物(人間)の姿は見えないというのに、それでもまだ動き回るコピー機。
オフィスでよく使われているコピー機は、いろんな機能がついている複合機。
その重さはおよそ80kg。
重量と揺れを考えると、コードがブチ切れることも予測できる。
頼むからさっさと倒れてしまってくれ‥‥。
これは、恐怖映像以外のなにものでもない。
さぁ。シェイクアウトに参加して、まずはやってみようという気になったのではないだろうか。
日本シェイクアウト提唱会議
コピー機の足をロックする会社