
地下ポンプ室。
配管が好きだ。
配管とは、液やらガスやらを閉じこめて運ぶために取りつけられた管のことである。
私が普段つきあっている配管は、消火のための水を運ぶ管だ。
勢いよく放出したり高いところまで上げたりするために、水圧をかけてある。
用途を思い浮かべてみればお分かりかと思うが、その水圧は高い。メガパスカルとか言ってもわかんない方のために、バシューーーッ!であると言っておこう。
配管は高い水圧を保持するために作られている。
そのガッチリさがたまらない。
配管の萌えポイント
特に好きなのはフランジ。
フランジとは、つなぎ目の種類である。
フランジとは、流体の配管でパイプや弁などの部品をつなぐ際に使われる、円盤、あるいは円盤と円筒を組み合わせた形状の部品をフランジ継手という。 円筒部分をパイプと接合し、円盤部分同士をボルトなどで締結することで、パイプ同士を繋ぎ合わせる。
Wikipediaより

張り出したツバの部分がフランジ。
フランジのなにがいいって、その強度。
これだけのボルトでがっちり留めてあるんだから、水がドバーッっと流れても漏れたり破損したり、しなさそうなところがいい。
頼もしいところがいい。
消火ポンプ室
屋内消火栓やらスプリンクラーやらがついている建物には、消火ポンプ室という隠し小部屋が作ってある。
地下、階段下のスペース、とにかくなるべく人にバレないような場所に作ってある。
消火ポンプ室は配管の宝庫だ。
なにしろ、消火用の水はここから送られていくのだから。
私の好きなフランジもあちこちにある。
消火ポンプ室に入ると興奮する。ゾクゾクする。
ゾクゾクのあまりトイレに行きたくなって、困る。
しかし消火ポンプ室は怖い。
分厚い鉄筋コンクリートで閉じられた密室で消火ポンプが音を立てて回りだしたとき、その勢いが怖い。
なにしろバシューーーッ!の水圧を扱っているのだ。
人知れぬ場所にあるから、ここで事故が起こったらどうなる?とか、うっかりいらぬことを考え始めてしまうともうダメ。
フランジのその強度を頼もしく感じる反面、扱う水圧に畏怖も感じているのだ。
萌えと恐怖のハザマなのである。
消防設備の会社
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