さわるな危険!やばい消火器
これが、うかつに使ってはいけない、ヤバい消火器だ。
中身は二酸化炭素。
二酸化炭素で火を窒息させて消火するのが、この消火器のしくみ。
人間だって窒息する。
二酸化炭素は人体に有害なガスである。
ボヤ騒ぎなんぞで、うっかりこの消火器を使おうものなら窒息死だ。
なんでそんな有毒ガスが消火器になってんだ。
有毒ガスのメリット
二酸化炭素消火器は、消火薬剤がガスなので後始末がラクなのだ。(窒息死した死体は除く)
一般的な粉末消火器は、ブッ放すと粉まみれ。

実験で消火器の粉まみれになるマジックペン。
二酸化炭素の消火器は後始末がラクという特性を買われて、精密機器関係や実験室、レース場・空港なんかに置かれている。
あと美術館や博物館にも。
ボヤ騒ぎごときで粉まみれにされちゃたまんない、そんなところに置かれている。
6畳間で窒息死
二酸化炭素の消火器について、ウィキペディアにこんな記載がある。
小型の物でも6畳程度の室内で全量噴射すると中毒死の可能性がある濃度に達する
ウィキペディアより
怖っ!
6畳間で使ったら中毒死、つまり窒息死すると書いてある。
「そんな消火器、恐ろしくて使えないじゃん!」
と思った人はどうぞ安心していただきたい。
前述したとおり、二酸化炭素の消火器は特殊な場所に設置されるものなのだ。
簡単に手に入るものでもないので、一般家庭に置かれることはまずない。
一応、見分けるための特徴を
とはいえ、どこかで二酸化炭素の消火器を見かけるかもしれない。
そのときのために、見分け方を知っておくのもいいかもしれない。
①ホーン状のホース先
中身をブッ放したときにホースの先が冷えるので、それによる凍傷を防ぐためにカバーがついている。
②半分が緑色
二酸化炭素のボンベは、その半分を緑色にせよと高圧ガス保安法で決められている。
この2つが二酸化炭素消火器の大きな特徴である。
この消火器を見かけたら、「オモシロ消防訓練で使ったことあるから」とか言って、用もないのにうかつに触ったりしないようにしていただきたい。
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