マネジメントゲームというものがある。
経営を体験学習するためのビジネス・ボードゲーム。
参加者がそれぞれひとりの社長となって会社の経営シミュレーションをする。
5~6人がひとつの盤(市場)を囲んでゲームが始まる。
1ゲームを1期として、それが5期分で1セット。
つまり、5年分の経営ごっこをするのだ。
これがまたよくできたゲームで、ホントの会社あるあるなエッセンスが、抜けなくたっぷり盛り込まれている。
仕入れて商品化して販売する。
その流れで付加価値がついて利益が出る。
帳簿をつけて決算をして、期の原価や利益を計算する。
社長が病気で倒れたり、レクームが発生したりのトラブルが起こる。
予定外の縁故採用で社員を雇わなければならないこともある。
これまでに25期ほどやっているのだが、経営って思うようにいかないもんだ。
だからこそ、目まぐるしく変化する市場の様子を見ながらの決断が必要だ。
瞬時に意思を決定していく、このオモシロさといったら。
MGには経営や会計だけではなく、生き方の問いかけや学びがいっぱい。
ゲーム中はいつも、130%くらいの負荷をかけられている気分になる。
体験型なので「習うより慣れよ」、何度もやって経験を積むのがMGだ。
100期超えどころか、1000期以上をやっている人もいると聞く。
100年でも長生きなのに、1000年分て・・・仙人か!
これもまた例の「アタマおかしい」部類と言っていい。
なにしろ、ここに集まるのは上と前しか見ていない人たちばっかりなのだから。