半年に1度のお宅訪問・消防点検は高齢化社会にうってつけ

人口の3割近くが高齢者である日本。
日本にはたくさんの高齢者が暮らしているということであり、集合住宅にも高齢者が多いということだ。
集合住宅で消防点検をやると、高齢者のお宅に行きあたることもある。

高齢者のお宅

ドアの前でピンポンを押す。
しばらく待ってみるが反応がない。

ふと見ると、ドアのポストになにか突っこんである。
ポストの中をジロジロ見るのは業務上のマナーとしてアレなんだが、ちょっと古びた包みなので気になってジロジロしてみる。

包みの熨斗には「敬老」の文字。
10月の今、敬老といえば先月の話だ。
この包み、先月の敬老の日にポストに突っこまれてそのままなのか?

いるの?

部屋の人が在宅かどうかをうかがうヒントとして、玄関ドアの上にある電気メーターの回り具合がある。
玄関を押し破ってまで消防点検するわけではないので、ピンポン押しても反応がなければ私としてはどうしようもない。
ピンポンが鳴ったときにトイレに入ってたとかベランダに出ていたとかで、気づかれないこともあるのだ。
だから一応の目安として電気のメーターを見てみる。

敬老の包みがポストに突っこんであるお宅でも、電気メーターを確認してみる。
‥‥回っていない。
止まってる!
ひょっとして、電気が止められているとか?

先月から放置されている「敬老」の包み!
電気が止められている部屋!
ヤバいんじゃないのコレ!

真相は

集合住宅で空き部屋がある場合は、オーナーさんから鍵を借りて部屋に入ることがある。
今回も、いくつかある空き部屋の鍵を拝借していた。

みなさんお察しの通り、さっきの「敬老」部屋も空き部屋だったわけ。
だから電気メーターが止まっていたのだ。
それなのに「敬老」の包みにすっかり惑わされて、「電気が止められている!」と早とちりしてしまったのだ。

とまぁ、今回は早とちりの笑い話ですんでいるが、消防点検ではそういうことも考えながらすべてのお宅を回っていたりするのである。

半年に1回だけど見回り隊も兼ねる会社

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