自分のこどもがわからない!?プレッシャーと再会の感激が織りなす「子宝探し」

大分イグジット オモシロ消防訓練屋 よっしー

この中からわが子を探し当てる、という競技。

末っ子の通うこども園。
ここの運動会競技に「子宝探し」というのがある。
親子で参加するこの競技、なかなかステキな競技なのだ。

ルール

ルールは簡単。
ランダムに小さくうずくまる子どもたちの中から、保護者が自分の子どもを見つけだす。
そして見つけた子どもと一緒にゴールまで走る。
ただそれだけ。

子どもの姿勢は、地震のときに机の下にもぐったときのポーズ。身を低くして頭を守る、あれだ。
だから、保護者は顔でわが子を探すことができない。
手掛かりは、丸くなった背中と頭の形、うなじと髪型ぐらいしかないのだ。

自分の子ならわかるはず

いくらなんでも毎日一緒に暮らしているわが子なんだから、背中と頭を見れば判別できるはず。
この夏ずいぶん日焼けしたから、うなじの色でわかるはず。
とか思って余裕な気持ちで参加する。

ところがどっこい、小さく丸くうずくまった子どもの群れを目の前にしてみると、どれも同じに見える。
そりゃあ、すごく大きいとかすごく髪が長いとか、そんな極端な特徴があればわかるが、ほとんどの子どもは大差がない。

子どもたちは先生からよーく言い聞かされており、一度うずくまったら顔を上げることなくじっとしている。
これか?と思って顔を向けさせてみるが、違う。
こんな髪型だったよな?とひっくり返してみると、また違う。

保護者の焦り

2回もミスると焦りを感じてくる。
親なのにわが子がわからないなんてヤバいぞ。
「あのオカーサン、自分の子がわからないのね。愛情が足りないのかしら」とか、観客席から思われてる!?
この子どもの群れの中でうちの子は「オカーサン、なんでみつけてくれないの!」とか思って待ってるかもしんない。寂しい思いをさせているのかもしれない。
ていうか、このまま見つけきれなかったらどうしよう。このまま生き別れ!?

こうなったら、それっぽいやつを手あたりしだいに裏返していくか。
作戦を変更して、手近にいる子どもをひっくり返してみる。
満面の笑みがこっちを向く。
あっ、わが子だ!

抱えて走る気持ち

わが子を探し当てたときの、あのジンとくる想いはなんなんだろ。
保護者に見つけてもらった子どもは、どの子もホントに嬉しそう。

ゴールへ走るのは、手をつないででも抱えてでも引きずってでも、好きなようにしていい。
年少ともなると子どもはそれなりに成長していて重いので、走るなら手をつないで走ったほうが速いしラクだ。
だけど、探し当てた嬉しさと「もう二度とオマエを離さないぞ」みたいな切なさとで、しっかり抱えて走ってしまうんだよね。

いいところを突いている子宝探し

わが子がすぐに見つかるパターンも感動的だが、見どころはやはり、なかなかわが子が見つからないパターン。
観客席も同じ小さい子を持つ身であるから、共感しきってハラハラそわそわしながら見守る。
ガンバレ!ガンバレ!

この競技、ホントにうまくできている。
こども園にぴったりの競技だ。
「子宝探し」というネーミングも秀逸。

長年続いており、こども園の名物競技となっているのもうなずける。
ほかでもやってるとこが、あるのかな。

もうオマエを離さない会社

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