
「避難はしごで階下に降りるときにマタがスースーする」なんてことはないのが女の強み。
消防点検に行くと「あれっ、女の人!?」と言われることがある。
作業服を着て現場で消防点検をする女は珍しいらしい。
まぁそうかもしれぬ。
女の人でよかった
「女の人でよかった」と歓迎してくれるのは、女の人。
珍しいってだけじゃなく、同性ってとこで安心なのらしい。
女ってトクだなぁ。
集合住宅や老人施設なんかのプライベート空間が多い場所では、男がドカドカ入ってくるのはやだなって思う人がいる。
確かに、昼間とはいえ自分ひとりのときに、よその男が自分ちに上がりこんでくるのはいやだ。
歓迎してくれるのは女の人だけではない。
オジサンがたもまた、にこやかに迎え入れてくれる。
「おっ、女の人か。次のときにも来てね」なんて言われたり。
女は頼りない
しかし、いつでも歓迎されるわけではない。
多少なりともガテン系の仕事であるから、「女なんかにできるの?」みたいなムードを感じるときもある。
女ってソンだなぁ。
力が足りなくてできなかったり、背が足りなくて届かなかったり、使い物にならない自分を歯がゆく思うこともある。
作業服の小さいサイズがないとか、工具が重いとか、トイレの配慮がまるでないとか、まったくやりにくい仕事だ。
ガテン女子
不便もあるが、男には絶対にできないことができるわけだから、そのブルーオーシャンでやっていこうじゃないか。
あえて女の人でチームを作って消防点検をしている会社だってある。
そこにニーズがあるってことだよね。
集合住宅と老人施設、そしてオジサンがた。
あと入院施設のある病院もいいよね。
受け入れられ、重宝されるところで活躍していけばいいわけだ。