絵本を選ぼうとしている子どもに対するオカーサンのセリフ、ベスト3。
①それ、赤ちゃん用の本じゃん
ずっと前に読んでもらった、いい思い出があるからまた選ぶのだ。
懐かしい!とか言って、片づけの最中に子どものころのアルバムを眺めることがあるでしょうが。
②字が多くて難しすぎるよ
やけに不相応な本を選ぶ。それは憧れて、背伸びをしてるのだ。
表紙のイメージだけで選んでることもある。いわゆる「ジャケ買い」だ。
やっぱり難しすぎたなとわかるのは、読んでみてからのこと。
③その本、家にもあるよ
家にもある本が、ここにもある!
同じものがもうひとつあるなんて、これって運命じゃないの?奇跡じゃないの?
珍事じゃないの!
絵本の日
末っ子の通うこども園には、週に1回、絵本の貸し出し日がある。
子どもらはこの日が大好きだ。
ふだん先生から読んでもらっている絵本を、家に持って帰ることができる。
園とは違った雰囲気で自分の好きな絵本を楽しむことができる。
これは子どもにとってエキサイティングな行事のようで、どの子も本棚の前で自分で選ぶことを楽しんでいる。
だけど、オカーサンはつい口を出してしまうのだよ。

好きに選ばせたら思いがけず字が多くて、読み聞かせに時間がかかってしまったやつ。
オカーサンの好み
子どもの好きに選ばせてやりゃいいのになぁと、はたから見て思いつつ、私も子どものセレクトに口を出す。
「それ、あんまり私の好みの本じゃないから、読んであげる気が失せるかもなー」
それを聞いて、子どもは本を選びなおす。
なにしろ読んでもらうのが大好きなのだ。
どうせ借りるなら、読み手であるオカーサンの読む気が盛大に盛り上がるような本がいい。
自分の好み
オカーサンの口出しをものともせず、自分の選んだ本を借りて帰ることもある。
しかし残念ながら、気分で読み聞かせをするオカーサンはこの本に興味を示さない。
そんなときは自力で読んでいる。
家族の他のメンバーに読んでもらうという方法をとっていることもある。
オカーサンの口出しより、自分の好みの方が勝った結果ということだろうか。

子どもに読んでやりつつも、配管のフランジ部分に目をうばわれる。