行こうと思わない場所・ディズニーランド
私がディズニーランドに行かない理由は、「並ぶから」である。
小学生のころ、夏休みのディズニーランドで2時間並んだ記憶がある。
夏の炎天下で、だ。
憧れのディズニー。ハレのディズニー。
めまいがするほど嬉しくはあったが、炎天下で待つだけの2時間はしんどかった。
今は子連れ。
しかも、幼児と児童と娘さんという、必ず意見が分離してしまう組み合わせ。
長時間を行列して待つなんて、どんな季節でもイヤだ。
ネットで検索すれば、混雑を避ける裏技とか待ってる間にできる暇つぶしとかが見つかる。
なんでみんなそこまでしてディズニーランドに行くのか?
よっぽどあのキャラクターたちが好きってことか。へー。
と思ってた。
元ディズニーキャストの話
元ディズニーキャストのコンサルタント・菅原齋(カンバラ サイ)氏のセミナーに行った。
事前の下調べほとんどなしで参加した。
ただ、タイトルと講師プロフィールについているディズニーという言葉に、「地方都市にはないオモシロい話が聞けるに違いない」とか思ってただけ。
案の定、こりゃオモシロい。

茶たくに座ったお茶が出る会場。
それはちょっと言いすぎでしょう
いきなりこうきた。
「経営は、好きキライでやりなさい!」
いやいやいや。カンバラ先生、いくらなんでもそれは言いすぎじゃありませんか。
最大のパワーを発揮するなら好きなことに注力するのがよい、というのは知っている。
嫌われることを怖がる必要はない、ということもわかってきた。
だからって、子どもの食事じゃあるまいに、好きキライでやるなんて大人げない。
カンバラ先生、いくらなんでもそれは言いすぎじゃありませんか。
主語は「自分」で
だけど、一貫性を持ったブレない経営をするためには、「あれもこれも」と欲張っていたんではピントがぼやける。
どこかひとつに絞らないと。
厳選するにはどうしたらいいか‥‥‥。
‥‥自分が好きなことにしたほうがいい。
そっか。
そういうことか。
それまで成り行き経営やってたくせに、「そろそろ会社の規模も大きくなってきたことだし、経営理念とかいうものを謳わなきゃなぁ!」とか言って、よその会社の聞こえのいいスローガンをパクってきて掲げてもダメなんスよ!
自分が本気で全力投球できるものじゃないと、続かないのだ。
和気あいあいとやるのが好きなくせに、安心安全とかを掲げてたって全うできないのだよ。
自分が好きな「和気あいあい」を、本気で突き詰めればいいんだよ。
「The Four Keys~4つの鍵~」
ディズニーのテーマパークには4つの行動基準があるのだとか。
それは、
①Safety(安全)
②Courtesy(礼儀正しさ)
③Show(ショー)
④Efficiency(効率)
この順番がポイントで、最優先にしているのが「安全」。
夢をかなえる場所として、関わるすべての人の安全が一番に考えられている。
テーマパークなんだから安全第一はあたり前だろって言われそうだけど、売上に直結しそうな「効率」よりも安全を優先する覚悟ってすごいな。
効率は4番目だ。
好きなことを見つける理由
自分が好きなことはなんなのか?を見つけたい。
いつもそのことを考えている。好きなことを感じ取ろうとしている。
なんで好きなことを見つけたいのか?
それは、揺らがない自分を見つけるため。ブレずに生きるため。
自分以外のものに影響されて、ホントの自分とは違う考えや行動をしているときはキツい。
自覚していないときほどキツい。
そして、自分がブレたら周りもブレる。
まずとばっちりを食うのは夫。それから子どもたち。
愛すべき大事な存在なのに、近くにいるからこそ影響を受けてしまう。
行きたいな
子どもをディズニーランドに連れてってやりたいな。家族でディズニーランドに行きたいな。
行列に並んでみてもいいな。
とか思うようになっちゃった。ディズニーマジックか。
いや、でも、きっと並んでいる時間にもオタノシミが隠されているはずだ。
オタノシミを見つけに行ってみたい。
ディズニーではそのコンセプト上、絶対にゲストの目に触れないようにされているはずの武骨な消防設備を見ぬいてみたいという挑戦的な意欲もわいてきた。
ここはぜひ「非常ボタンを5万回押した男」である夫を同行させねば。
ディズニーでは、従業員の家族をゲスト役にして、ゲスト参加型防災訓練というものをしょっちゅう実施していたりするらしいのだ。
萌える~。参加してみたい~。
夢がかなう場所・ディズニーランド。
防災訓練に参加する夢は、さすがにムリかなぁ。
やっぱりそっちに目が行く会社
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