
消防ホースで放水訓練。
カスタマイズした消防訓練
消防点検のとき、同時に消防訓練をやることがある。
点検のたびに消防訓練を実施する、マジメで意識の高いお客さんであっても、さすがに毎回同じメニューだとオモシロくない。
だから、そのつどシチュエーションと内容をカスタマイズした訓練をご提案している。
今日のお客さまは、前回のときに通報訓練をやった店舗さん。
そのときの様子→119に電話して、「ホントじゃない火事です!」と言ってみる
キャーキャーな放水訓練
今回は、お店の外で火が出たという想定。
放火の疑いということにしよう。
消火栓のホースを使って水を出す放水試験をする。
駐車場にホースを伸ばして、水を出す。
店長さんだけでなく、女性スタッフの方々も放水にトライ。
想像よりも水圧は強い。
ノズルをしっかり握って足を踏ん張ってないと、ホースの先が上がって水が弧を描く。
水しぶきが朝日にきらめき、虹ができる。
駐車場に停めてある車がちょっとばかりとばっちりを受ける。
水の勢いに負けないようにコントロールするのは難しいね。
こうして「キャー!キャー!」なんて言いながらの、やってみる訓練は終了。
あと片づけ
訓練を終えたスタッフのみなさんは、お店の開店時間に合わせていつもの業務に戻る。
一方の私は、ホースの片づけ。
水を抜いた消防ホースを、元の場所に収納する。
収納するのはホース格納箱。

このぐちゃっとしたホースを、

この図のように片づけるのだ。
イザというときすぐ使えるように、消防ホースはユルく収納されている。
ノズルを引っ張り出すと、ホースを固定している櫛状のところが解除されて、ダラダラッとホースが雪崩のように出てくる。
つまり、片づけるときも油断をするとダラダラッと雪崩が起こるのだ。
あちこちを押さえながら、一か所ずつ注意深くひっかけていく。
あと2か所で終わり、なんて気を抜くとダラダラッ!
ちくしょーーッ!

なんとか最後まで雪崩を起こさずにすんだ。
ホースを片づけてると「火消しもするんですか?」って聞かれることがある。
そう見えちゃうのは否めないが、火消はしない。