前回までのあらすじ
再び、夫がバカ高いセミナーに行こうとしている。
前回のときは「ハイ、行ってらっしゃい」と即答した。
「行きたい」と言ってきた時点で本人は行く前提なんだから、ここは拒否するところではあるまい。
即答して、そのあとスケジュールや費用の調整をするのだ。
調整してもダメだったら中止すればいいのだ。
というのが、前回の話。
行くのはいいけどさぁ
そして再びバカ高いセミナーの話が持ち上がった。
今回も即答。
「ハイ、行ってらっしゃい」
だけどちょっと不満がある。
バカ高いセミナーに行ったあとの夫は、学んできたことをもとになにやら一生懸命取り組んでいる様子。
決して私に強制するわけではないが、新しいことに取り組んでいる夫を見ると、自分だけおいてかれた気分になってしまう。
私と夫では好みが違うので、選ぶ学びの場も違う。
夫はかさこ塾に行かないだろうし、私がバカ高いセミナーに行くことも、おそらくない。
できればお互いの得てきたイイトコだけをシェアしたい。
イイトコ
バカ高いセミナーのイイトコってなんだろう?
イイトコなんてあるのかな?
それがなかなか見えてこないので、ちょっと不満が生じていた。
そしたらバカ高いセミナーの中にオモシロい言葉を発見した。
それは、イラッとするようなトラブルが発生したときに、自分に向ける言葉。
それはなにか問題でも?
この言葉を自分に向けるとハラが立たないというではないか。
本当なのか?
さっそく使ってみよう
家に帰れば子どもがまとわりついてくる。
新聞を広げれば、自分が見たいページを勝手にめくる。
テレビを見れば、頭に浮かんだすべての疑問を私にぶつけてくる。
キャベツを刻もうとすれば、抱っこをせがんでくる。
キーッ!イラッとするー!!
そんなときにコレ。
「それはなにか問題でも?」
‥‥うむむ。
新聞は子どもに譲るとするか。
この番組はどうしても見なきゃならん番組でもないわな。
移り気な子どものせがむ抱っこなんて、長くて1分だ。
これはどうしたことでしょう。
一瞬イラッとしたけれど、それほどたいした問題でもないじゃないか。
ほほぅ。これはイイモノを得たぞ。

なにかとバカ高くつく夫。それがなにか問題でも?