全員がレア者
それぞれが好きなことを披露する大人の文化祭。
自分をゴキゲンにするために、オモシロいことを敏感に嗅ぎつけけた人が集まってくるイベント。
そんなゴキゲン披露宴が開催された。
出展のテーマは、それはもう多岐にわたっている。
人の数だけ好みがあるのだから当然だ。
ここにいる人は、本当にみんながオンリーワンだ。
突き抜けた人たちの中でズバ抜ける
とはいえ、これだけたくさんのオンリーワンがいたら生半可なことでは覚えてもらえない。
突き抜けた人が目立つのは、周りが平凡なときだけ。
周囲が突き抜けた人ばかりだと、その突き抜けぶりにもオリジナリティが必要になってくる。
自分の好きなことをやり続けてブルーオーシャンを作ってきた人たちであるから、そのブランディング力は強い。
インパクトが強すぎて、忘れようにも忘れられない。
やってることが奇抜でなくても、本業で確実に実績を上げている人も記憶に残る。
仲間のためにマメに動く人、人が興味を持つ発信を活発にやっている人も、しだいに覚えられていく。
このコミュニティーの中では、オンリーワンに甘んじているだけでは忘れられていくのだ。
特定のコミュニティー内でさえ消えていく人が、その外側にある広い世界で生き残っていけるわけがない。
鍛練し続ける
強烈な個性を持つ仲間の中にいられること。
この中で覚えてもらうために鍛練すること。
鍛練のチャンスはいくらでもあること。
なんて幸運で、なんて厳しいんだ。
それぞれが好きなことを披露する大人の文化祭。
そこに赴いて、自分をさらす。
オモシロいことに敏感な人たちの前で。
なんてエキサイティングで、なんてスリリングなんだ。
大人のための浮かれた文化祭。
歌って踊って、笑いころげて楽しんで。
しかし、そこは人生のオーディションの場。
しのぎを削る真剣勝負が行われている。