遠出したのでコドモにおみやげを買うことにした。

名古屋みやげ・カエルまんじゅう
おみやげ
コドモへのおみやげにご当地感は不要だ。
行き先がどんな有名な観光地だったとしてもだ。
なぜなら、コドモにとってのおみやげは「オカーサンが留守の間にがんばったご褒美」だから。
というわけで、おみやげに買ったのはトミカ。
男子の好きなおもちゃとしてトップクラスのミニカーシリーズ・トミカ。
車といえば
どうせトミカを買うのなら、消防関係のやつがいい。
私は消防車マニアではない。
だけど消防関係の仕事をしている以上、トミカシリーズでオモシロいと思うのは消防車である。
あとでコドモと遊ぶハメになるのだから、自分が興味のあるものにしといたほうがいいに決まってる。
買ったのは「No.119 モリタ 消救車 FFA-001」。
消防車でも、救急車でもない。
消救車だ。

通し番号が119なのは偶然ではあるまい。
消救車とは
消救車とは、名前の通り、消防車と救急車の2役をこなす緊急自動車。
救急車の出動回数が増え続けている昨今、消防車が負傷者を搬送するなんてことも現実に起こっている。
そこで登場したのがこの消救車。
しかし、消火用の設備を搭載しながら、同時に患者スペースと救急資材を兼ね備えるなんて、いくら需要があると言っても物理的にムリなんじゃないだろうか。
両方のいいとこどりをしようとしたばっかりに、どちらもが中途半端になるというのはよくあることだ。
と思っていたらこの車、救急車のようなバンではないのだそうだ。
車体のベースはトラックで、全長は6m近くあるらしい。
だから、ふつうの消防車の消火能力と、広い患者スペース、さらにさまざまな救急資材を配置することができるというわけ。
ちなみに「消救車」という名前は、消防車メーカー・モリタの商品名。
法的には「消防救急自動車」と呼ばれて、消防車として扱われているのだそうだ。
ややこしいね。
変化に適応していくということ
人も車も、一芸だけではやっていけない時代。
本業だけに全身全霊を注いで、まっしぐらに突っ走ってさえいれば安泰だった時代ではない。
これまでの概念をブチ破って新しいことにチャレンジするのが、この不確実な世の中を生き抜くやり方なのだ。
ということを、コドモと遊びながらしみじみ感じるのであった。