
横浜遠征から帰ってきた鉄の荷物。
横浜への旅
イグジットのベランダ避難キットが800kmの旅を終えて戻ってきた。
行先は、横浜市北部にあるマンション・港北パークヒルズ。
自治会長さんからのご依頼で、マンションの防災訓練にベランダ避難キットをレンタルすることになった。
そんな遠方にレンタルすることになるとは予想もしてなかったので、初めてのことにてんやわんやしたが、なんとか自治会長さんのご希望に沿うことができた。
【てんやわんやの様子】
ベランダ避難キットが800kmの旅へ出ることになり、あの問題が浮き彫りになった
本来ならば、キットに同行して港北パークヒルズの防災訓練に参加し、訓練サポートを兼ねた見学をさせてもらいたい。
消防訓練屋であるイグジットのスキルはきっとお役に立てるだろうし、我われも実際の訓練から学びたいことがたくさんあるに違いない。
しかし残念ながらスケジュールがかなわず、キットだけを送り出すことになった。
防災意識と訓練理念
港北パークヒルズの自治会長さんは、阪神大震災を体験なさった方。
そのため、防災訓練ではできる限り起こりうることを想定して体験したいとおっしゃっていた。
やってみる!というリアル体験にこだわりたいイグジットの訓練理念と同じだ。
近隣のマンションにも薦めたいし、こういった活動はもっと広めていくべきだとのご意見で、マンション名の公表も快諾してくださった。
何度も使える
港北パークヒルズの防災訓練では、女性やお子さんを中心に体験してもらったそうだ。
初めての体験に、みなさん目を輝かせて興味津々で挑んでくださったとのこと。
日ごろのストレスを発散させて思いっきり蹴る!なんて方も現れて会場が笑いの渦、なんてシーンもあったとは、まさにオモシロ消防訓練。
嬉しいなぁ。見たかったなぁ。
できるだけたくさんの人にブチ破りを体験してもらいたい。
それをかなえるため、このベランダ避難キットは気軽に何度も使える仕様になっている。
ブチ破る用の壁は、そこいらのホームセンターでケイカル板を買ってくればいい。
ホームセンターでフツーに売っているサイズ(910×1820mm)を、カットサービスを利用して半分に切ればそれがそのまま使える。
なんといっても、コスパ計算にたけた夫が設計しているのだ。抜け目のあろうはずがない。
これからの課題
「ベランダの壁をブチ破ってみたい」という自分の欲求をカタチにしたら、それに興味を持ってくれる人が現れた。
やってよかった!
このベランダ避難キットを、もっと活用したい。
いろんなところで使ってもらいたい。
当面の課題は運送だ。
近場なら車載して持って行けるんだけど、遠方だと運送屋さんにお願いしなきゃならない。
これをもっと簡単に送れるように改良したいなぁ。
あーもー。
「ベランダ避難キット」とか、言いにくいうえにカッコ悪い。
正式名称を決めたい。
障壁を突破するから「トッパ」でいいだろ。
今度から「トッパ」ね!

トッパを突破。