いつも満タン
いつなにが起きてもいいように、車のガソリンが半分を切らないように心掛けている。
これは東日本大震災からの教訓だ。
わが家にはコドモが3人いる。
だから全員を運べる車を最良の状態にしておきたい。
ガソリンを満タンにした車があれば、移動だけでなく、暖をとったり電源をとったりできる。
うっかり給油のタイミングを逃して数日が経過するとヒヤヒヤする。
「今ここで大地震でも起こったらどうしよう」
非常時いろいろ
非常時は災害だけではない。
「ダンナさんが出張先で倒れました!」とかいう知らせがきたら、取るものもとりあえず駆けつけねばなるまい。
そのときガソリンがエンプチーだったら?
そりゃもちろん出発前に落ち着いて給油すればいいわけなんだが、日ごろからちょっとだけ気をつけて準備しておけばラクなはず。
なまじ余裕があるもんだから
ところがこの、「日ごろからちょっとだけ気をつけておく」が手ごわい。
なにしろメーターが半分を示すたびに給油するわけだから、こまめにガソリンスタンドへ行くことになる。
ガソリンスタンドに行くのがめんどくさい。
給油するスタンドは、通勤ルートから外れている。
しかもセルフ。
このふたつの条件が、私を給油から遠ざけようとする。
できれば先延ばししたい。
そして、先延ばしにする格好のいいわけが私にはある。
それが、「まだ半分あるんだし」だ。
「まだある」という余裕
なんとういうことだろう。
非常時の備えのためにメーター半分の時点で給油すると決めているのに、半分あるがゆえに給油を先延ばしするとは。
本末転倒とはこのことだ。
心がけは立派なんだけど、こうしていつも葛藤している。