「今日のごはん、なに?」
世の夫たちよ、こんな問いかけで妻の機嫌を損ねてはいないだろうか。
プレッシャー
「今日のごはん、なに?」という問いかけが、なぜダメなのか?
それは、これが今日のメニューを催促していることになるから。
メニューが決まっていないとき、今から考えなければならないときにこの問いかけはキツい。
余談だが、これといって名称のなない「残り物による創作料理」のときもこの問いかけはキツい。
言った本人にその気がなくても、聞いた方は勝手にプレッシャーを感じている。
「知るか!」と言われるかもしれないが、事実そうなのだから仕方がない。
作ってくれるよね?
「今日のごはん、なに?」からは期待が読み取れる。
そして、簡潔に発表できる段階であることが前提となっている。
メニューありきの発言。
ところがこっちは簡潔どころか、材料もイメージもない状態。
さっきから何度も冷蔵庫の中をのぞき、引き出しの乾物を漁り、在庫の組み合わせで瞬間的にできそうなメニューを頭の中で検索している。
今日一日、夕食メニューの検討から逃げていたツケが回ってきている。
改善策
「今日のごはん、なに?」
私はこの問いかけにこめられた期待に応えることができない。
人の期待に応えられないのはなかなかキツいことである。
では、これが「今日のごはん、どうする?」だったらどうだろうか。
そんじゃこれから一緒に考えよう!って、話がどんどん前に進むのではないか。
一緒に考えてもらえる。
それだけで、メニュー作りを放置していた今日一日なんかどうでもよくなる。
過ぎてしまったことは取り返しがつかない。
考えるべきはこれからのことだ。
そうだ。前に進もう。