ムスメ商店とMG
社会訓練校というわが家の教育方針にのっとり、ムスメ商店をマネジメントゲーム(MG)へ参加させている。
おかげさまで、親子間のお金の話はMGで学んだ共通言語を用いて、ツーと言えばカーで通じるようになった。
マネジメントゲーム(MG)とは
子どもにハンデは不要!遠慮も手加減もしないでマネジメントゲーム(MG)をやらせるとよい理由
ムスメ商店もMGに参加するのを楽しみにしている。
経営だとか利益だとか人間力だとかを彼女がどうとらえているかは不明だが、ゲームをするのが楽しいらしい。
楽しみながら投資・教育ができるなんて幸いだ。
近々またMGが行われる。
私も経験を積むために参加したい。
ムスメ商店もMGの予定を聞きつけて「行きたい!」と言っている。
行きたいから行く、でいいのか?
しかし、ちょっと待てよ。
MGがある→行きたい→行く、でいいのか?
行きたいから行く。行きたいと言っているから連れて行く。
そんなに簡単でいいのか?
起業してから一時的に収入が減っている。
想定内のこととはいえ、家計が赤字であることは間違いない。
こんな状態でいながらホイホイとMGをやっていいのか。
せっかくMGで会計を学んでいるというのに、これじゃ本末転倒じゃないか。
バカ高いとは言えないけれど、MGに2名で参加すれば家計を圧迫する。
参加費は安くないし、交通費と懇親会費を合わせれば、ちょっとした家族旅行ができる額になる。
この費用をどうやって捻出するのか?
いや、捻出させるのが重要なのではない。
必要なのは、ムスメ商店にもその費用と捻出元の情報を伝えることだ。
これまでムスメ商店は、いわば上げ膳据え膳でMGをやっていた。
参加申し込みをしてもらい、言われるがままの手段で現地へ連れて行ってもらっていた。
事実の共有
そこで改めて、ムスメ商店を交えて話し合った。
楽しいから行くMGにはどれくらいの費用が掛かるのか。
その費用は出せるのか?
家計の収入額は?
どうやって現地まで行くのか。
コストに対する効果は、なにがどれくらい見込まれるのか。
そもそもなんのために行くのか。
せっかくMGで会計を学んでいるというのに、われわれ保護者は彼女に肝心のところを教えていなかった。
家の収入がいくらなのか、減っているというのはどれくらいなのか、今後はどうなる見込みなのか。
子どもにこんな話をするとき、遠慮も手加減も必要ない。
よきライバルに影響される続編