非常コンセントはどのくらい非常なのか?を確認するためにこの扉を開ける

探してみよう

あなたの身近にこういうのがあるかどうか、いま一度確認してみよう。

11階建てのマンションにお住まいの方なら、共用通路で見つけられるはず。
マンションに限らず、11階建ての建物なら、赤いランプつきの扉が壁にあるはず。
地下街にもある。

余談だけど、扉の下部分は消火栓。
小さく「消防隊専用」と書いてあるとおり、この中には消防隊用の太いホースが入っている。

専用と書かれると、途端に敷居が高くなる。
「さわるなキケン!」と同じくらいの扱いをしてしまう。
でも一般の人が使うために備えつけられているのもあるよ。

【一般用はこちら】

禁断の扉だと思いこんでるあれを開けるのは、実はあなたなんですよ

そしてこの扉の上にはこんな表示が。
「非常コンセント」

非常コンセントとは

非常コンセントとは、停電状態で電源を確保するためのコンセント。
火事になるとフツーの配線はブチ切れてしまうので、それとは別に耐熱素材で作られた配線が用意されている。

消火活動といえば放水だけど、水だけあればいいというものでもない。
照明とか救助のためのドリルとか排煙装置とか、現代は電気がなければどうにもならないことばかり。
そのための電源を、この非常コンセントから取る。

非常コンセントの電源は、フツーの電源とは別扱いの専用電源。
さっきの「消防隊専用」もうそうだけど、「専用」の二文字には一般人を寄せつけない緊張感があるよね。

「非常コンセント」と書かれた扉の中は一体どうなっているのだろうか。
どんな「専用」装置が隠されているのだろうか。

扉を開けてみよう

こんにちわ。

えっ!?

こんだけ!?

えっ!?
これってフツーのコンセントじゃん!
家にあるのと同じじゃん!!

使い道いろいろ

期待を裏切るようで申し訳ないが、これが現実。

非常だ専用だと物々しいことを言っているけど、中身は単相交流100V。
みなさんの家にあるものと同じだ。

消防隊の使う、照明とか救助のためのドリルとか排煙装置とかの電気器具は、フツーの電源で使えるものばかり。
それでこういうことになっている。

つまり、ここに掃除機のプラグを差せば、共用通路の掃除ができるということ。
ここに電子レンジのプラグを差せば、共用通路であたたかいごはんが食べられるということ。
ここにスマホの充電器を差せば、共用通路で充電ができるということ。
非常コンセントは、なにかと使えるコンセントなのだ。

だけど、たまに200Vのコンセントもあるらしいので、うかつに使わないほうが身のためだ。
非常用のものは、やはり常用すべきではない。
開けてみるだけならいいけど。

非常が常時の会社

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