小学生を持つオカーサンが想定しておくべき「子連れ被災」のポイント

休日のレジャーが防災イベントへの参加、というのは珍しくない。
家族みんなでイザというときの疑似体験ができ、なおかつ仕事のネタにもなる。
なんてお得なレジャーだろうか。

防災サバイバル

今日は、NHK主催の「家族で逃げろ!NHK防災サバイバル」へ参加した。

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小学生のいる家族を対象にしたこの防災イベントは、いくつものミッションをクリアしながらゴールまでたどり着く、というゲーム形式の体験型。
ひとつひとつのミッションは小規模でも、随所に工夫が凝らされていて、大変よくできた防災イベントであった。

ナメてたら落とし穴に落ちた

ゲームのミッションはこんなの。

①地震で荒れた室内で、避難に必要なグッズを探し出す
②停電して薄暗い廊下を出口まで進む
③立ち込める煙の中を進む
④手回し式アナログのラジオを充電して周波数を合わせる

家は片づけよ

①では日ごろの片づけの重要性を感じるハメに。
ただでさえメチャクチャになる部屋の中。
出しっぱなしや床に直置きしているモノは、そのメチャクチャにさらに拍車をかけてしまう。

真の闇を想定せよ

②の薄暗い廊下を進むやつは、「誘導灯があるから楽勝じゃん」と消防訓練屋ならではのタカをくくっていた。
そしたらなんと、誘導灯には目張りがされているではないか。
どっちにしても、誘導灯のバッテリーは20分しかもたないのだが。

いつも見えると思うな

そして、よくある煙体験の③。
スモークマシンで作る無害の疑似煙とはいえ、隣の人の顔も見えないほど濃いと、その圧迫感からやけに焦りを感じてしまう。

使い方を知らない子どもたち

最後の④で、アナログラジオを初めて体験するコドモたち。
ラジオの仕組みなど知らない彼らにとっては「周波数ってなに?」ってなもんだ。
デジタル世代の危うさと、防災教育の重要さを痛感する。

想定外のできごとが起こる

ゲームのあとは段ボールトイレ作り。

大分県防災活動支援センターの気さくなオッサンたちと、うすき女性防災士連絡協議会のオバチャンがたの協力で、家族みんなで楽しくトイレ作り。

かなり丈夫なつくり。

親子のふれあいを楽しみながらの工作、とか言いたいところだけど、途中でなぜか機嫌が悪くなるコドモ②とコドモ③。
眠いのか飽きたのか疲れたのか、小競り合いから本格的なケンカを始める。
こんなところでケンカするなよ。

防災訓練の感想

この防災イベントに参加して一番身にしみたのは、コドモの機嫌

レジャー程度でこのありさま。
ホントの避難所だったらコドモのストレスは大変なものだろう。
そして保護者だって、本番では「好きにやらせてやろうじゃないか」だなんて大きく構える余裕などないはず。

つくづく、やってみないとわからないものである。
コドモの機嫌までは想定していなかった。

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