東京消防庁の売店で買ってきた専門誌「事例でわかる火災調査」がオモシロすぎる

ヤバい専門誌

まんが事例でわかる火災調査(東京法令出版)
東京消防庁の売店で買ったこの本がめっぽうオモシロい。
いや、オモシロすぎてヤバい。

火災調査とは

火災調査というのは、火事の原因やら被害やらを調べること。
火の出た原因だけではなく、燃え広がりの原因や避難の障害、消防設備がどうだったかなんかも調査する。

ここで言うのは当然ながら消防の話なんだけど、警察機関でも火災調査をする。
刑事事件のニオイがするとか、最初から事件性が高いとか、そういうときには警察でも火災調査をする。
他にも海上保安庁、労働基準監督署などさまざまな機関による火災調査があるが、ハッキリ言って興味がないのでここでは触れない。

イグジットと火災調査

イグジットは設備を扱う業者なので、火災調査はしない。
設備業者は、火災予防から消火活動のための機器の整備ぐらいまでしか関わらない。
起きてしまった火災については手も足も出ないわけだ。

火災調査は消防の仕事。
それなのにこんな専門誌を買って読んでいる。
だってオモシロいんだもの。

世の中、知らないことだらけ。
新しい知識が入ってくるってオモシロい。
しかもそれが、自分の好きな分野であればなおさら。

職務の全体最適を説く本

この本にあるのは、火災調査のテクニックだけではない。

行政の人間として、市民に、しかも火災に関わるという特殊な体験をした直後の市民に対して、どのように接するか。
先入観のない調査を心がけるにはどうしたらいいか。
経験の少ない職員に、上司はどのように指導をしたらいいのか。
そんな、組織での仕事のやり方なんて観点もふんだんに盛りこまれている。

聞き取りの際は正面ではなく、L字型に座りましょう。の図。

おおいに共感するところあり。初めて知ってナットク!の部分あり。
こんな本があったなんて、消防署の人は今まで誰も教えてくれなかったじゃないか!
ズルイ!

火災のあと、知ってる消防職員の人が調査をしている姿を見かけたことがあるが、こういうのをやってたんだろうなぁと感慨深い。

消防署の仕事に興味がある会社

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