「ざびえる」とは
ざびえるとは、ビスケット生地に白あんを包んで焼いた大分の代表的なお土産だ。

大分銘菓ざびえる
この手のお土産は、和風洋風を問わず全国に多数存在する。
福岡の「銘菓ひよ子」や「博多通りもん」は、私の中では同じジャンルだ。
食べたことはないが、福島の「ままどおる」、大阪の「みるく饅頭・月化粧」なんかも同じ箱に入れていいやつなんじゃないかと思っている。

シンプルで愛らしい「銘菓ひよ子」
ざびえるは、どこに出しても恥ずかしくないお土産である。
異国風な赤い文字を施した黒いビロード調の箱はいかにも豪華。
その箱にずっしりと詰まったざびえる。
そんな、愛すべきざびえるを売るためのチラシをデザインする。
なぜそういうことになったのか?
と言っても、メーカーの依頼でもなんでもない。
ハンズオン祭り2017というイベントで勝手にデザインした。
ハンズオン祭りとは、パソコンを使った体験型のセッションイベントだ。
内容は、プログラミングやデザイン、ブログの書き方などさまざま。
実は去年のハンズオン祭りにも参加した。
【去年の様子】
習うより慣れろ!の人が習いに行く~春だ!みんなでハンズオン祭り2016
今年は「チラシをデザインしてみよう」というセッションに参加。
ワークショップが中心なので、即興のデザインが求められるというスパルタセッション。ひ~。
そのワークショップのひとつが「ざびえるを売るためのチラシをデザインする」というやつだったというわけ。
参加者全員のデザイン発表があり、どれもこれも興味深い。
自分と違う脳みそから出てきたアイディアってオモシロいよね。
せっかくなのでよっしーの即興デザインをご紹介しよう。
即興デザイン①
「むいて食べるのがむずかしいお土産・焼き菓子部門」
5年連続金賞受賞!!
白あんを包んだまんじゅう系のお土産は、皮をむいて食べる。
それが私の楽しみかただ。
「銘菓ひよ子」なんかはその最たるもので、かわいらしいひよ子チャンの頭の皮からパカッとはずして食べる。
皮を先に食べて、あとから中の餡だけを楽しむのだ。
しかし、大分名物のざびえるはそうはいかない。
皮と餡がしっかりと融合しているのだ。
むきにくいことこの上ない。
ざびえるをうまくむくことができたら、私はSNSに投稿する。

生地と餡がしっかり融合しているざびえる。
即興デザイン②
調子に乗ってもうひとつ。
「ざびえるっち、人の名前なん?」
いいえ、大分のお菓子です。
これはうちの子どもが実際に言ったセリフ。
大分っ子は、教科書でフランシスコ・ザビエルを知るよりお菓子のざびえるを食べる方が早い。

ひよ子はここから食べる。
デザインも自分でやる会社
ざびえる愛
本物のざびえるは、もっと上品なイメージで売り出している。
だからこそ、そのスキマを突いてみたい。
ざびえるのイメージをもっと広げてみたい。
そういう想いの詰まったデザインなのだ!
とはいえ、メーカーにこのチラシ案を提案しても一瞬でボツだろな。
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