消防が好きなわけではない。

 マニア本

またこんなオモシロい本を見つけてしまった。

消防が10倍おもしろくなる本(イカロス出版)

表紙のコピーに「『消防』に徹底的に詳しくなるための入門書」とあるが、消防車の名称とか活動服の解説とか、そういうありきたりの内容ばかりではない。
防火服の洗濯についてとか、消防車の入札事情とか、日本の住宅事情の変化とガンタイプノズルの普及とか、だいぶマニアックな話が多くてオモシロい。

 「ホース結合金具の栄枯盛衰」

複数のホースをつなぐための結合金具。
ここんとでモタつくと消火活動が遅れてしまうので、着脱が簡単で、多少の衝撃では外れない仕組みがいる。
主流であったねじ式はしだいに廃れ、今では町野式というワンタッチの結合金具が使われている。

町野式が結合する音がたまらない。

とにかく、こういう内容が盛りだくさんの嬉しいマニア本なのである。

ところが

消防全般を扱っている本なので、中にはこういう話題もある。

「服装の名前/潜水服」
「レスキュー隊の片腕は、200点の『救助ツール』だ」
「日常の救急にも導入されはじめた『トリアージ』」

あれ‥‥?
おかしなことに、オモシロメーターがちっとも反応しない。
「フーン‥‥」て感じ。

水難救助も救急も同じ消防の話なのに、あんまり興味がわかない。
どうやら、私がオモシロいと思うのは火消し関係だけらしい。

火消しの中でも特にここ

火消し関係の中でも特に、設備とか消防本部の名称とか通信指令システムとか。
あくまでも、自分の仕事にかかわる部分がオモシロい。

消防車の種類とか、消防署員の一日とか、防火服の着装方法とか、消防好きのチビッ子が目の色を変えそうな部分にはオモシロメーターの針が動かず、「フーン‥‥」だ。

結局、仕事でかかわってるからオモシロいのであって、別に消防が好きなわけではないのであった。

【要するにこういうこと】
「好きを仕事に」しているわけではない私

【もうひとつのオモシロ本】
こんなのあったの!?専門誌「事例でわかる火災調査」がオモシロすぎる

公式サイトはこちら↓

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