手のひらサイズの陶器のサルたち。
3匹集まって、陽気におしゃべりしている感じ。
いかにも楽しそうなムード。
このおサルたち、一体何かというと。
「見る・言う・聞く 今時三猿」という作品。
いわゆる三猿を逆にした、現代風の三猿だ。
大分県国東市にあるラパロマという工房で、陶芸家として活躍する中野マーク周作氏の作品。

子鬼をあやす大人の鬼。こんなほのぼの作品もある。
やりたいことばかり
中野マーク周作氏の三猿には、オーソドックスな「見ザル・言わザル・聞かザル」バージョンもある。
だけどオモシロいのは、断然こっちの今時三猿だよ。
見たい!
聞きたい!
言いたい!
私のやりたいことは、まさにこれだ。
見る。
聞く。
言う。
じっくり観察し、なにを言おうとしているのかを聞き取り、そして口を開く。
これって単純に、すっごく大事なことじゃん。
元祖三猿
こうなると、オーソドックスな「見ザル・言わザル・聞かザル」がやけにヘンに感じてしまう。
周りのものをシャットアウトして、自分だけでやるつもり?って気がしてしまう。
諸説あるようだけど、元祖のほうの三猿には「人の欠点や過ちは、見ない・聞かない・言わない」という意味があるのだそうだ。
また、「礼節に反することに、注目しない・耳を傾けない・言わない」という孔子の戒めでもあるとか。
だったら元祖だって今時だって、どっちだっていいなぁ。
4匹目
実は三猿、もともとは四猿だったそうだ。
4匹目のおサルは、おまたを押さえたポーズの「せざる」。
孔子の戒めで言うと「礼節に反することを行わない」、つまり浮気をするなということ。
そうなると今時バージョンでは‥‥。
ここでは自粛する会社
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