仕込みの時間
現代は、素材のまんまじゃモノが売れない時代なんだとか。
そのモノを手に入れた人がどうなりたいと思っているのか、そしてどうなっていくのか。そこらへんにまでアイディアを盛りこまないと売れないんですと。
要するに、相手を喜ばせたいという想いを付加するってことだね。
それもあからさまにではなく、こっそりと。イヒヒ。
念入りに仕込んだ嬉しいビックリをそっと忍ばせて、その瞬間を待つ。
この時間はゾクゾクするほど楽しい。
見たことのないものを創る
こちらの思惑通りに相手を喜ばせるには、相手のことを熟知してなくてはね。
ビックリさせるんだから意外性は必須。
最後のオチまで粋にキメるなら、「ナールホド」も欠かせない。
これらをバランスよくそろえて、その瞬間を待つ。
嬉しいサプライズとかちょっとしたドッキリとかされるの、みんな好きでしょ?
されるのもオモシロいが、する側はもっとオモシロい。
だって、うまくいけば「見たことのないもの」ができあがるんだものねぇ!
どんなに人工知能が発達しても、人間のひらめきから生まれる「見たことのないもの」は作れないに違いない。
ルーチンとか煩雑な作業はAIに任せて、人間はオモシロいことを創りだすことに専念しようじゃないか。
タクラミストたち

全国から集まった「タクラミスト」によるたくらみフェスタ。
そんなたくらみ好きの大人・タクラミストが集まるフェスタが開催された。
主催はもちろん秘密結社・たくらみ屋。
老舗の4代目とか2ヶ月に1回しか出社しない社長とか、写真を撮らないデジカメ講座をやっているカメラマンとか、日本一とか世界一とか、そんな人たちが集まっている。
私がなんとなく属しているかさこ塾も相当に濃い人間の集まりだけど、ここに集まったタクラミストもだいぶおかしい。
なんで私、ここにいるんだろ。
集まってなにをやるのか
今回は、タクラミストたちの決起会。
全国から集まったタクラミストたちが顔を合わせる。
そして、「私はこんなことをたくらんでいます」という自己紹介をする。
それぞれのたくらみを聞くと自動的に、「それをどうオモシロくするか?」とか考えちゃう。
「それに自分はどう関われるか?」とかも。
実際に、異質なものを掛け合わせるワークをやった。
ランダムに組み合わせたメンバーのたくらみを掛け合わせて、見たことのないものを創り出してみようよ!というワーク。
さくらんぼと能舞台と消防訓練という、こんな機会でもなきゃ鉢合わせることのないような組み合わせで必死に考える。
まっ先に「いや、これ、そもそもジャンルが違いすぎるし」とか「ガテンと高級くだものとの取っ掛かりって何よ!?」とかが頭に浮かぶけど、うまくいく事業として確立させようだなんて考えなくていいのだ。
「酔った勢いでやるって言っちゃった」みたいなノリでいいのだ。
シバリを外すと、とたんにヘンなアイディアが浮かぶ。
「能で使う楽器・鼓の音だけで熟したさくらんぼを落とす大会を開催」とか「能舞台にオシャレに潜ませるための消防設備デザインを考える」とか。
こういうトレーニングをしょっちゅうやってたら、意表を突いた新事業とかバンバンできそうだよね。
楽しく生きるということ
結局ね、みんな、自分の人生を楽しくいきたいと思っているのだ。
自分の人生を楽しく生きるために、好きなことをやっている。
好きなことだけをやっている。
自分が楽しく生きてるから、引き寄せられてくる人がいる。
「あなたもどう?」なんつって、一緒に楽しくできるようなしかけを考える。
「みんなで一緒にやったらどうかな」なんつって、たくらんでいる。
楽しく生きている人を見るのはホントにオモシロい。
幸せだなぁ。

実在する会社「株式会社たくらみ屋」
楽しく生きる人でできている会社
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