ムスメ商店を超える!?習わぬ経を読む末っ子商店の営業戦略

作物ドロボウ


庭に植えているスナップエンドウが少しずつ大きくなってきた。
太ったものから採って食べている。
だが、我が家では人気のスナップエンドウ。競争率が高くてなかなか口に入らない。

その貴重なスナップエンドウを、末っ子が片っ端からちぎってポケットに詰めこんでいる。
出かけようとしているのを引き止めて、ポケットの中を確認してみる。
まだ実がついたばかりの、キヌサヤのような小さい豆まで摘み取っている。
5歳児とはいえ、許せん。

ガツンと怒鳴りたいところを必死にこらえてわけを聞いてみる。
すると、このスナップエンドウを売って現金を手に入れるというのだ。

なんでまた急にそんなことを言い出したものか。
そして、いったい誰に売るつもり!?

GWを越える浮かれウイーク

地元ではこの時期、聖徳太子の時代から続くと言われている伝統のお祭りが開催されている。
この古代から続くロングランのお祭りは、1週間続く。

子どもにとって、お祭りはウキウキの極みである。
しかもそれが1週間ぶっ通し。

お祭りの時期が近づくと子どもたちは浮足立つ。
屋台の準備が始まると、もう興奮を抑えきれない。
そしていよいよ浮かれウイークが始まる。
ゴールデンウイークなんぞ目ではない。

立ちはだかる経済事情

遊歩道に立ち並ぶきらびやかな屋台に、5歳児も興奮する。
あれも買いたい。これも買いたい。
クジも引きたい。かき氷も食べたい。

だが悲しいかな、5歳児にとって、屋台での買い物は高すぎる。
所持金7円では、屋台から漂ってくる匂いを楽しむしかない。

お祭りで買い物がしたい!
そのためにはお金がいる!
じゃあなにかを売ろう!

スエッコ商店の営業戦略

という流れでの、スナップエンドウ行商なのである。

自宅の庭にあるスナップエンドウならば原価はゼロ。
狙うのは人の集まる場所。つまりお祭り会場。

お祭りに来た人にスナップエンドウを売る。
そうすればその場で現金が手に入る。
その場で買い物ができる。

わが子ながら、なんという根性!
なんというアイディア!
なんという商人魂!

いつの間にそんな思考を学んだんだろ。

英才教育の会社

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