「ひとりでも消防訓練をやりたい!」
そんなニーズにお応えして、おひとりさまでも参加しやすいミニバージョンの消防訓練を開催している。
ふだんは事業所さんやマンション住人さん向けに開催している規模の大きい消防訓練を、小人数向けにアレンジしている。
お友だち連れOK!子連れOK!
気軽に参加して、楽しく学べるワークショップってな感じ。
フツーの消防訓練ももちろんいいけど、イグジットの「おひとりさま消防訓練」にはこだわりどころである「やってみる」体験と、少人数だからこその「知って得する豆知識」が盛りだくさん。
むしろ「おひとりさまオモシロ消防訓練」のほうが身について、イザというとき役に立つ。
それはなぜかをご説明しよう。

お好きなものを使ってください。
理由その①
ホンモノの消火器をブッ放してみる体験。
その前に、消火器の中身はどういう仕組みになってるのか、なにが入っているのか、ブッ放すとどうなるのかなんかをダダモレさせる。
大がかりな事業所向けの訓練のときにこういう話はしない。
数人を相手にした気安さから、こぼれ話がボロボロ出てくるのだ。
これがむしろ「おひとりさまオモシロ消防訓練」のほうが身につく・役に立つ理由その①。
こどもボウサイを主宰されている方が参加してくださっていたので、「学校や保育施設は、不審者対策にサスマタじゃなくて消火器を使うべし!」なんて話で盛り上がる。
理由その②
今日の参加者は、みなさん非常にノリがよい。

参加者全員が集合住宅にお住まいだという。
消防訓練をやっていると、「実は昔‥‥」と過去の告白が飛び出すことがある。
非常ボタンを押しちゃったことのある人、ベランダの壁を割っちゃったことのある人が、そのいささか後ろめたい過去を語ってくれるのだ。
経験者からは実に有意義な体験談が聞ける。
これがむしろ「おひとりさまオモシロ消防訓練」のほうが身につく・役に立つ理由その②。
過去を白状するチャンスがあるのも小規模な「おひとりさま訓練」だからこそ。
大人数を前にしてたらなかなか言い出せないよ。
今回の告白は、「実は子どものころ、避難はしごを降りたことがあるんですよ」。
そんな告白、今回が初めて。
ヘタすりゃ住居侵入罪ですなー。
集合住宅では両隣だけでなく、上下のお宅とも仲良くなっとかねばということか。

避難はしご経験者(右)。
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主催者が「おひとりさま」な場合のデメリット
ひとりで訓練をやると、写真を撮るのがなかなか難しい。
ですから参加者の方にはバシバシ撮っていただけるとありがたい。
今回も、参加者のたなかみのる氏にいい写真を撮っていただいた。

photo by たなかみのる

photo by たなかみのる
もちろん、撮った写真はオモシロ消防訓練レポートとしてバシバシ使っていただきたくもあるわけ。