論理的でない私が、論理的な夫と対等に話し合う方法。
それはカンです!
夫という人は、ときに理屈っぽいと揶揄されるほど論理的なタイプです。
モヤモヤしたややこしいテーマを、シンプルに分解してわかりやすく並べ替えるのを得意としています。
曖昧なものを共通言語に翻訳するので、相手に伝わりやすいわけです。
この得意技で困りごとをいくつも解決してきました。
一方、私という人は、とても論理的とはいいがたい。
夫の持つロジカルシンキングの効果と必要性はよくわかっているので、自分にも取り入れてますけど、ロジカルシンキングを得意とする夫にはとても勝てないです。
この組み合わせでは、小難しい理屈をこねる相手に言い負かされて、妻が夫の言いなりになりがちです。
実際、結婚当初は自分の考えをうまく説明できないために葛藤したり譲歩したりしてました。そしてモヤモヤ。
人の土俵で戦い続けるのがいいとは言えないけど、でも夫に対抗する論理は組み立てられない。
いっそハダカで戦ってみてはどうか。
と思いついて、理論に基づく論理を展開する夫に、ストップをかけてみます。「今の話、なんか好かん。」と。
なぜ今の話が気に入らないのか、この時点では私にもわかりません。だけど違和感がある。この話がこのまま進んでいくのを、自分が拒否している。
そこで夫のロジカルシンキングを利用するのです。
テーマは「なぜ今の話が気に入らないのか」。
私は、持っている自分の感情をできるだけ細かく吐き出します。すると、あんなにモヤモヤしていたものが夫によってみるみるうちに分解されて、筋道通りに並べられていきます。
私のモヤモヤが解決すると、元の話の不自然な部分が浮き彫りになります。違和感の原因が見えるのです。
直観を論理的に説明できる、この組み合わせが夫婦の強み。