前回までのあらすじ
植えこみで仲良く並ぶめおと送水口。
かたや双口の連結送水管用。
もうひとりは単口のスプリンクラー用。

雪のちらつく真冬もふたりで肩を寄せ合っていた。
このふたりを見るたびに、いつまでも仲良く元気でいてほしいと願う。
元気に暮らすために
末永く暮らしていくには健康管理も大事。
というわけで今日は、オトーサンの健康診断。

オトーサン、血圧測定中。
連結送水管という配管は、設置してから10年をすぎると耐圧試験という名の健康診断を受けることになっている。
40歳以上が受診する、特定健康診査のようなものである。
「若いうちはいいけど、イイトシになってきたら糖尿病とか脳血管障害のリスクも考えないとね!」というのと同じである。
血管にヒビが入ってて、イザってときに水漏れしたら話にならないので、こうして定期的に血圧検査をする。
健康診断の結果、オトーサンの連結送水管は異常なし。
ひとまず安心である。
オカーサンは?
スプリンクラーのほうのオカーサンは、健康診断を申し込んでいない。
連結送水管もスプリンクラーもイザというときの水を通す配管であるから、条件は同じ。見た目も似ている。
それなのに、オカーサンは健康診断を申し込んでいない。
オカーサンの健康状態も気になるが、受注してないから勝手にやるわけにはいかぬ。
ひょっとしたらこのオカーサン、すっごく若いのかも。
人間で言うとハタチそこそこ、とか。
年の離れた夫婦なのかもしれない。
いやいや、設置は同時だから、2人は同い年のはずだぞ。