訓練は「やってみる」が原則!
体が覚えなきゃなんの役にも立ちゃしないんだよ!
って、自分に言いたい。
イベント前には「もしも」を想定
かさこ塾生が自分の好きなことを持ち寄って披露するオトナのゴキゲン披露宴、「好きを仕事にする見本市・かさこ塾フェスタ」に出展した。
出展以外にもなんか役に立ちたいと、開場前に非常時を想定した訓練をやらせてもらうことにした。
なにしろ、2か月前に東京で開催された塾フェスタではうまくいったのだ。
自分のやっていることでみんなに貢献できた!という満足感もあったのだ。
そして実際「役に立った」と言ってもらえたのだ。
【東京フェスタでイベント訓練をやったときの話】イベント前に「もしも」を想定!
それぞれのブースについた出展者のみなさんが、私の合図で階段を使って1階に降りてみる。
ただ移動するだけの訓練だけど、出入口の場所や階段の広さ、移動する人数なんかを実感することで初めて気づくことがいっぱいあった。
「やってみるって大事だよね」という感想もいただいた。
フェスタ会場の条件
福岡フェスタの会場は、福岡天神の警固神社。
その境内にあるイベントスペースと称した2階建ての建物。
複数の部屋が折れ曲がった廊下でつながっており、始めてきた人にとっては複雑に感じるつくりをしている。
そして。
会場は出展者にとっても来場者にとっても不慣れな場所。
ところ狭しと並べられたブースに荷物。
靴を脱いで上がるスタイルであること。
折れ曲がった廊下の途中に、さらに入り組んでトイレが存在すること。
便宜上、フェスタ中は出入口をひとつふさぐこと。
こんな、いくつかのリスクが考えられる状態だった。
だから絶対に、「どこから外に出るか」の確認は必要だと思っていた。
ところがどっこい
私の訓練は、開場前のミーティングで全員が集合したときにしか時間が取れないということが判明した。
会場準備でバタバタしている中、一か所に集合した80名近いメンバーをもう一度自分の持ち場に移動してもらうのは難しい。
やむを得ん。ここはひとつオモシロい話で引き付けて、どうにかそれぞれに考えてもらうしかない。

「撮ってる場合じゃないんだよ!」という心の声を隠しつつ。
と思って話し始めたけど、やっぱりトークだけでは効果が薄いと言わざるを得ない。
「自分のブースに戻ったら、どこから外に出るかを想像してみてください」とは言ったものの、これからスタートするフェスタにむけてテンションの上がっている人たちだ。2分後には忘れられてしまうこと必至である。
こだわりどころ
しょうがないね。
トークだけで体が覚えるわけがない。
豆知識か雑学が残ればいいとこ。
持ち場に戻ったとき私の話を反芻した人がどれくらいいただろうか。
思い出してもらえなかったとしても、なにも言えない。
私だって忘れてたもん。(いや、ときどきは思い出してたよ)
オモシロ消防訓練はやはり、「やってみる」にこだわりたい。