押したい衝動に駆られる2つの非常ボタンと、それを押したらどうなるか(列車編)

毎度おなじみの「強く押す」は、火災報知機の発信機である。
「非常のときに押すやつ」と言えば私はこれしか思いつかない。

でも、押したい衝動に駆られるボタンはほかにもあるよね。

告白を傾聴する

「『強く押す』を押してみる体験」ってことでイベントに出展すると、押しに立ち寄ってくれた方の話を聞くことができる。

「一度押してみたかった!」と興味津々で押す人もいれば、「そういえばそういうのがあるわね」みたいな人もいる。
「実は押したことがあるんですよ」という過去の告白をする人もいる。

「強く押す」をきっかけに話が広がる。

よくよく話を聞いてみると、火災報知機の発信機とは違うものを押している人もいる。
「押したくなる非常ボタン」は他にもあるのだ。

踏切

踏切の非常ボタン。

私にとってはなんの興味もわかない非常ボタンであるが、これが気になっている人は多いみたい。(押ごこちには興味がある。ムニュッって感じなのかな)

異常を発見した人に押してもらうためのボタンは、目につきやすいところにわかりやすい表記で設置してある。
だから気にかけてる人も多いのだろう。

これを押すとどうなるのか?

これを押すと、列車の運転士に異常を知らせることができるらしい。

踏切では、警報機(カンカンカン‥‥っていうやつ)が鳴ってから約30秒で列車がやってくるという。
遮断機が下りてからは約15秒。
非常ブレーキで列車が停止するには、600メートルほどの距離が必要とのこと。

そういうのを知ると、ためらわずに押さねばなるまいと身が引き締まる。

列車内

列車の中にも非常ボタンはある。

SOSと表示のついているボタン。
車内非常通報装置というらしい。
これを押すと列車が止まる。

そんなにでっぱる必要があるのか、はなはだ疑問なレトロタイプ。

車内で異常が発生したときに押すボタンであるが、果たして何をもって「異常」というのか。
そこがイメージできなければ押さなくていいときに押しちゃうし、押すべき時にためらって手遅れという事態になりかねない。

ここでひとつ参考になるコメントをご紹介する。
「非常ボタンはどういうときに押すのか」という質問にJRの職員が答えたものだ。

(非常ボタンは)電車を止めるためにあるものではなく、
電車が止まってくれるためにあるもの

安全を確保するためにあるボタンだから、躊躇せずに押してよいということだ。

確かにそうなんだが、押したら大ごとになると思うと‥‥今この状況が本当に急を要することなのかの自信がもてないんだよねぇ。
これはどんな非常ボタンにも言えることなんではないか。

自分のは強く押す会社

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