1955(昭和30)年に開園した後楽園遊園地(現・東京ドームシティアトラクションズ)に、日本初のジェットコースターが登場した。

城島高原パーク(大分県別府市)の木製コースター・ジュピター。
ときに山あり、ときに谷あり。
思わぬ起伏を猛スピードで突きぬけることもあれば、これでもかと言わんばかりの最高潮を味わい、次の瞬間には奈落の底へまっしぐら。
人生にもたとえられるジェットコースター。
猛スピードを出すためには、その前にエネルギーをためる必要がある。
最高潮に達するまでには、きつい登り坂が存在する。
ときには急なカーブに振り回されて、必死にしがみつかなければならないこともある。
恐怖で悲鳴が出ちゃうこともあるが、歓声をあげながら楽しむこともできる。
こう考えてみると、ジェットコースターは人生によく似ている。
違うのは、人生は、自分で高低差やカーブなどのコースを決めることができるというところか。
今の自分はジェットコースターのどの部分なんだろ。