考える訓練・やってみる訓練の狙いとは

前回までのあらすじ

オモシロこども消防訓練で学ぶ、「自分で考えて生き抜く力」と「ラクする方法」

大分市萩原の親子サロンマシュマロさんで開催された、「遊びながら防災を考える」というテーマのイベントに参加してきた。
イベントの消防部門をやらせてもらったわけだけど、この日は他にも防災についてのオモシロい体験がたくさんあった。

確認してみる

各ファミリーの非常持出袋をチェックしてみる、というのをやった。

非常持出袋にはなにを入れるか?
オーソドックスなリストを元に、家族構成やライフスタイルによってカスタマイズしてみよう!というのが狙い。

「水は必要だよね」「どれくらいいるのかな?」というのをきっかけに、自分の家族の必要な水の量を計算してみることになった。
ひとりあたり1日3ℓを目安にすると、4人の育ちざかりを持つご家庭は‥‥3日で54ℓ!
500mℓのペットボトルに換算したら100本以上。
「どこに置いとく~~!?」とビックリ。

ずっと前に購入してそれっきりだった非常食。
今回のチェックで、すでに賞味期限が切れていたことが判明したファミリーがあったので、みんなで食べてみることにした。
これもいい機会だね。

乾きものを食べると水分が欲しくなる!ということに気づく。

よその非常持出袋は参考になるなぁ。
わが家のリュックに、携帯トイレとアルミシートを追加することにしよう。

作ってみる

ライフラインが中断したとき、どうやってごはんを作る?
というわけで、後半は防災クッキング。

ポリエチレン袋でごはんが炊けるとは!

ポリエチレンの袋に米と水を入れて、お湯で煮ること30分。
これでごはんができる。

もちろん初めての経験だから、お湯があふれそうだったり芯が残ってたりする。
だけどこれも経験。
やりながら「だったらお米を平らにして入れたらいいよね」「深い鍋がいるよね」という意見がどんどん出てくる。

じゃがりこをお湯でふやかして、ポテトサラダに。

やってみると出てくる

みんなで楽しくクッキング。
だけどこれ、ホントの災害時だったら‥‥。

いつまでこの生活が続くのか。
食料はいつまで持つのか。
どんなペースで食べていればいいのか。

「本番だったら、楽しくクッキングどころじゃないよねぇ‥‥」
オカーサンがたから感想がモレる。

これが、私が訓練をやっていて一番好きな瞬間。
経験から感想が出てくる瞬間。

だから、1回こっきりじゃなく、何度もやる。
最初はこんなイベント形式で、人の手を借りてやってみるのもあり。
これが、そのうちだんだん自分でできるようになるといいんだよね。

だんだん用なしになりたい会社

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