趣味は土木です
自分でやるのが好きなもんだから、庭の小さな畑で野菜を作っている。
食育とか無農薬とかにこだわっているのではなく、ただ単に自分がやりたいから家庭菜園を営んでいる。
特別な知識があるわけではない。
これまでの経験と、ご近所にいる園芸仲間との情報交換だけで試行錯誤しながらやっている。中でも好きなのは土づくり。
夏野菜の終わるこの時期、畑をリセットして次に備える。
立ち枯れた夏野菜を掘り起こして土を耕す。
当然ながら手作業である。
庭の隅とはいえ、2坪ほどの広さがある。
実際にやってみるとわかるのだが、これをクワで耕すのはけっこうな重労働。
日ごろ使っていない筋肉を総動員だ。
家庭菜園なんて言うけど、園芸はちょっと規模が大きくなると土木そのものだ。
手作業には限界がある。
機械が欲しくなる。
重機に憧れる
おりしも、近所の新築住宅で外構の工事をしている。
庭先の駐車場を整えるため、小型のショベルカーが来て作業をしている。
あっという間に駐車場のスペースを掘り起こし、整え、去っていった。
あんなのがあったらいいなぁ。ちょっとした重機。
2坪なんかあっという間じゃん。
てなことをつぶやいてみたら、各方面から反応があった。
「ユンボがほしい」
「100万円ぐらいするよ」
「レンタルできるが運搬にお金がかかる」
朗報
そんなみなさんの反応の中に、「カセットボンベで動くやつがあるよ」というやつがあった。
え!?カセットボンベ!?
カセットボンベって、あれだよね。
非常用にも使える、カセットコンロの燃料だよね?
あれで2坪を耕す機械が動かせるというのか!?
動かせた。
正確には、重機じゃなくて耕うん機。
土木・建設系の機械はすべて「重機」という雑な扱いでいたが、耕うん機というものがあったのだ。
確かに、耕うん機はショベルカーよりよっぽど適している。
マルチなマシーン
それにしても、趣味程度の家庭菜園に、小型とはいえ耕うん機を使うのはいかがなものか。
行きすぎなのではないか。贅沢なのではないか。
そんな懸念はメーカーさんが先回りして解決してくれている。
なんと、耕うんだけでなく、排水性を高めるための畝立て、土に空気を含ませる中耕、除草や整地までできるというではないか。
つまりこれ1台あればいいということだ。
やばい。
ますますほしくなる。
あとの懸念はお値段だけ。
【ピアンタFV200】メーカー希望小売価格 107,784円(税込)
これをマルチマシーンにするには、それぞれのアタッチメント(別売)を手に入れなければならぬ。