例えば社内をひとつの市場だと考えてみる。
MGでいえば、ひとつの卓。
そこにいるメンバーのひとりひとりが社長。個人事業主ってことでもいいな。
(MG:マネジメントゲーム。参加者がひとり社長となってプレイする会社経営ゲーム。リアルで凝縮された経営・会計を体験しながら学べる。)
社内のメンバーはそれぞれ独立した事業主で協力関係にある。
お互いが価値の交換をする。
みんなが市場の活性化に尽力する。
自分と市場がよくなるのが目的なので、ライバルの潰し合いや足の引っ張り合いは起こらない。
仕事を誰かに頼みたいときがある。
だけどみんな忙しそう。今だれがどのくらいの業務を抱えているのか、わからないから頼めないなんてことがある。
また、上司が部下に仕事を押しつけるということもある。
社内をひとつの市場として考えてみると、誰かに頼むのは「外注」だ。
外注するとき、相手の具合も考えずに仕事を押しつけるなんてことがあるだろうか。
頼みたいことをまとめ、期日と対価を設定して打診するのが一般的なんじゃないだろうか。
だったら社内もそれでいこう。
仕事を受けるほうも、自分ができるサービスを表明し、営業すればいい。
スケジュールの空きやどのくらい引き受けられるのかを相手に知らせればいいよね。
なんの営業もしないで、たまたま入ってきた仕事をやってるだけの企業なんてありえないだろう。
ポイントは「市場の活性化を目的とする」と「価値の交換をする」というところ。