
AEDとリトル・アンのセット。
究極の選択!寝ゲロで心肺停止した酒臭いオッサンにも人工呼吸をしたほうがいいのか?
消防系の仕事をし、消防署にもしょっちゅう出入りし、芋づる式に興味を持ったAED関係。
機会があれば首を突っ込んでいる。
体験講座で学ぶ
中学校で体験講座があるというので行ってみた。
これは、いろんなところから講師を招いて、中学生に社会のことを知ってもらおうという趣旨の学校行事。
講師には高校生や大学生もいる。

わが子が参加するのはステッカーだけど、オカーサンが気になるのはその隣。
消防署の仕事
ステッカーの隣の教室では、消防署の職員が講師となって職務の話や救急法のレクチャーをする。
「消火だけじゃなくて、火災事故を未然に防ぐための査察という仕事もあります」なんていう話を中学生と一緒になって聞く。
余談だけど、こういうとき消防署の人に、「わー、吉岡さんが来てるのかー。今日はやりにくいなー」「ブログに書かれるかもしれないから、ちょっとオモシロいこと言っとかないとな」とか思われてみたいものだ。いずれ。
消防の講座は大入り満員。
女子率も高い。
ここに参加している生徒たちがどういう興味でこの講座を選んだのか、それも気になる。
男子とリトル・アン
前半の職務の話が終わったら、休憩をはさんで今度は救急法。
毛布の上に、消防局の無口な職員リトル・アンたちが準備される。

おい誰かメガネ貸せ。
中学生の男子にかかると、さしものリトル・アンもこのザマだ。
さっそくおでこをピシャリとはたかれたあと、服の端を口に突っ込まれ、誰かのメガネをかけられる。大口を開けさせられて、鼻の穴に指を入れられる。
そして目隠しをされて放置。

先生の一喝で全員が(一瞬)我に返る。
遊んでくれと言わんばかりの
そうだった。
中学生の男子って、こういうヤツらなんだった。
そしてリトル・アンは、まさにこういうヤツらにもてあそばれるためにあるような姿かたちをしている。
呼吸もなく、呼びかけにも反応のない状態とはいえ、体を張って救命法をレクチャーしてくれるリトル・アンは消防局の職員と言っていいだろう。
消防局の職員と言えば公務員。
職務中の公務員の、あろうことか鼻の穴に指を突っ込む中学男子‥‥。