仕事とプライベートをキッチリ分けたいのなら、興味も楽しみもないつまらん仕事をするしかない

国の提唱する「働き方改革」とやらで、長時間労働を解消しようという取り組みが試行錯誤されている。
高度成長期のモーレツ感覚がいまだに抜けない社会を力ずくで変革しようと、新たなルールが次々と設けられていく。

おかげで、「集中してガーッと働く&気を抜いてパーッと遊ぶ」を自分で調整したい人には非常にやりにくい世の中になっていくわけだが、それはさておき。

仕事=ストレス

「残業を減らして、プライベートな時間を充実させよう!」とかいう見出しの新聞記事を見かけた。

要するに趣味の話。
読書とか釣りとかショッピングとか、趣味の時間を充実させるヒント「私はこうして楽しんでます」みたいなインタビュー特集である。

この特集の前提は、「仕事とプライベートを分ける」だ。
そして、仕事でたまったストレスを趣味に没頭することで解消しよう、と呼びかけてくる。

対処療法

そんなプライベートの持ち方は長続きしやしない。
いずれ迎えるのは破綻だ。

それは結局「逃げ」ではないのか。
仕事で起こるすべてのマイナスはとりあえず忘れて、まったく別のことで気を紛らわせよう!というやつではないのか。
痛みに耐えられないからモルヒネ打っとこう!というやつではないのか。

明日の朝になれば、休暇が終われば、職場においてきたマイナスと取り組まねばならぬ。
あいかわらずのブルーマンデー。

やるべきこと

だったら、取り組むべきは、プライベートの趣味を充実させることではない。
仕事で発生するマイナス、つまりストレスの原因を突き止めることだ。
まずはマイナスをゼロにするのが先。
プラスにもっていくのはそれからだ。

そもそも、「仕事とプライベートを分ける」とかいう器用なことができるのか?
キッパリ切り分けるなんて、できるのか?

「就業時間を終えたら最後、仕事に関することは1ミリも頭に浮かびません」て、そんな状態、ある?
もしそういう状態だとしたら、そもそもその仕事にまるで興味がないってことではあるまいか。
そりゃ仕事がつまらんわけだ。逃げたくなるわけだ。

仕事を楽しめ。
そのためにオモシロい仕事をせよ。

さぁ、なにをやれば楽しいんだ。
なにがオモシロいんだ。
まずはそれを突き止めることからだ。

自分で調整する会社

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コメント

  1. […] 言う人の仕事ぶりを疑う 元の記事はこちら:http://mazu-jibu.com/post-6049/ […]

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