ワイヤレスアンプをご存じだろうか。
ワイヤレスアンプとは

典型的な「貸会議室のワイヤレスアンプ」。
会議・セミナー・イベントなどで活躍する、ワイヤレスマイクが使えるポータブル音響機器。それがワイヤレスアンプだ。
使い方は簡単で、オカモチのようにぶら下げて持ち運びすることができ、機種によっては各種メディアによる音楽を再生することもできる。
このように、ワイヤレスアンプは大変優れた機器である。
だけどあんまりメジャーじゃない。
「ワイヤレスアンプが欲しい」という人は聞いたことがないし、「ワイヤレスアンプなら持ってるよ」なんて言う人も見たことがない。
かくいう私もワイヤレスアンプにはとんとご縁がなかった。
使うチャンスなんてめったにないもん。
しゃべる仕事
だけどオモシロ消防訓練をやるようになってから、どうしてもこれが必要になってきた。
オモシロ消防訓練のときは、たくさんの人を前にして話をする。
場所は屋外であることが多く、小1時間ほどもしゃべると軽く声がつぶれてしまう。
昼夜2回公演とかとんでもない。
そこで導入。

ツートンカラーで丸いフォルムの最新型。
使ってみるとまぁ、なんということでしょう。
ラクなことこの上ない。
端っこの人にちゃんと声が届くようにとか、聞き取りやすくハッキリととか、そんなことに神経を遣わずにすむ。
自分専用の音響機器を使えるというのもいい。
音響機器は会場ごとに違う。
きちんと管理されているからすぐに使えるし、その違いはほんのわずかだが、使い方を毎回確認するのはそこそこめんどうだ。
自分専用の音響機器なら準備も手慣れたもの。
導入前には
ごく簡易的なハンズフリー拡声器を導入したこともあった。
しかし、当然ながらワイヤレスアンプのほうが格段にいい。

見た目はイベントっぽくていいのだが、性能とこめかみに問題が生じるハンズフリー拡声器。
オモシロ消防訓練では、参加者や体験者にインタビューをすることがある。
そんなとき、ワイヤレスマイクが大活躍。
ワイヤレスアンプ導入前は、マイクの代わりに、自分の手をグーにしたエアマイクを使ったりもしてたけど。
マイクの快感
マイクはいい。
大声を出さなくていいだけではない。
なんだか気持ちがいい。
しゃべってて気持ちがいいのだ。
こないだもオモシロ消防訓練の会場設営をしながら、私はずっとマイクでしゃべっていた。
各位への指示・伝達とかじゃなくて、ただの井戸端会議みたいな内容を、ずっとマイクを通してしていた。
だって気持ちいいんだもん。ラクなんだもん。