防災標語
全国統一防火標語というものをご存じだろうか。
全国統一防火標語とは、消防庁と日本損害保険協会との共催で、防火意識の啓発を目的として毎年掲げられるもの。
標語はその年のPRに大いに使われるので、学校や図書館、公民館などで防火ポスターとして見かけたことがあるかもしれない。
ちなみに、若手女優を起用する防火ポスターモデルの座はスターへの登竜門とも言われており、一部のコアなファンの間では大変な人気のようだ。

消防署に掲げられる防火標語「消しましょう その火その時 その場所で(2016年度)」
歴代防火標語
2017年度の防火標語は、火の用心 ことばを形に 習慣に。
2万点近く寄せられた作品の中から、作家の石田衣良氏や消防関係者、日本損害保険協会関係者などによる厳選な審査をくぐり抜けて選ばれた。
防火標語の募集はもうかれこれ50年以上実施されているらしい。
応募される作品もこの50年間でどんどんレベルアップしているに違いない。
だからこそ初期の作品がオモシロい。
さあねようアッそのまえに火の点けん
昭和42年度の防火標語に選ばれたのは、ひらがなまじりのこの作品。
きっと、子どもの作品だよね。
素直でカワイイなぁ。
あなたは火事の恐ろしさを知らない
その翌年の標語がこちら。
「恐ろしさを知らない」と決めつけられては、もはやなにも言うことができない。
今捨てたタバコの温度が700度
さらに翌年の昭和44年度。
タバコの温度は700度なのだそうだ。
喫煙者ではないが、こういう豆知識を得られるのはとても好きだ。
火災は人災 防ぐはあなた
そうなんだよ!火災は人災なんだよ。
カルフォルニアの山火事じゃあるまいし、日本で火災と言ったらそのほとんどが人の仕業だ。
人災による火災の恐ろしさについては、こちらをどうぞ。
人災で大参事!映画「タワーリング・インフェルノ」で学ぶ、火災から命を守る方法
一般募集
さて、この時期には来年度の標語の募集が行われる。
消防にまつわる生活をおくっている私である。
日本損害保険協会が言うところの「火災の恐ろしさ、防火の大切さ、防火のポイントや手法などを簡潔に表現した斬新な作品」はいつでも頭の中にある。
いつかは応募しようとたくらんでいた防火標語。
うっかりしてタイミングを逃し続けたこれまでだったが、今年はついに応募サイトに行き当たり、無事に応募にこぎつけた。
入賞したら賞金10万円がいただけるのだが、それよりも全国的に私の標語が使われるというのがスゴイじゃないか。(まだ応募しただけだけど)
防火ポスターだけでも20万枚が作られる。
しかも来年は、オモシロ消防訓練屋・よっしーが作った標語なのだ。(応募しただけだけど)
話題性はばつぐん。(応募しただけだけど)
考えるだけでも鼻血が出そう。(応募しただけだけど)
肝心の標語はどんなのか?
それは防火ポスターになってからのお楽しみ。
応募方法
全国統一防災標語は、下記のサイトの応募フォームからエントリーできる。
【応募サイト】2018年度全国統一防火標語募集(※募集は終了しています。)
応募フォームの最後に、この標語募集を知ったきっかけを選ぶところがある。
必須項目のここは「WEBサイト」にチェックを入れ、次のURLをコピペしなければならない。
https://mazu-jibu.com/post-6342/

応募方法指導:コジロウ氏(愛知県弥富市非公式ローカルWebメディア「やっとみつけた弥富」編集長)
締切は2017年11月30日(木)。
われこそはと思う同士よ、急げ!