事前の知識
消火器を置くための設置台というものがある。
設置台は、消火器をほこりやさびから守りつつ、その存在をアピールするためにある。
法的には赤地に白文字、80×240mmの標識さえあればOKなので、設置台はオプション的な存在だ。
だからメーカーさんが、その場に合わせたデザイナーズ設置台なんかをどしどし発売している。
【デザイナーズ設置台コレクション】
クールにカッコよく、なおかつオシャレに消火器を置いておきたい人のために
弱点ばかりの設置台
プラスチック製の設置台は経年劣化に弱い。
加えて赤は色褪せしやすい性質を持っている。
屋外・半屋外にあればなおさらだ。
こうして設置台はボロボロになっていく。

元は赤かった「強く押す」ボタン。
ぱっくりと半分に割れた標識をセロテープで補修した設置台。(そのセロテープもすでに黄色くパリパリになっていたりする)
標識を掲げる棒が真ん中で折れ、接がれることもなく痛々しい姿をさらしている設置台。
どうせオプション的なグッズなんだから、いっそ撤去してしまえばいいのにー。
秀逸な補強
かくのごとく、少々の‥‥いや、甚大な破損に至っても、後生大事に使用される設置台。
たまにはこんな秀逸な補強を施されて、大事に大事に使用されている例もある。
本来の設置台は、底部の色褪せた赤いやつ。
劣化した台の上でみずみずしい色を放っているのは、プラスチック製の赤いゴミ箱。
もちろん一般的に売られているゴミ箱。
あつらえたようにピッタリ。
そして消火器がスッポリ。
これなら劣化してもすぐに新しいものと交換できる。
安定感もバツグン。
頭は柔らかく使うものだよね。