前回までのあらすじ
「ガッチリ備えるのはめんどくさいけど、まるきり備えていないのも不安」
そんなワガママな人に贈る一石二鳥のツールをご紹介したのが前回の話。
車が水没したらどうやって脱出する?(脱出用ハンマーを用意していない人向け)
今回、このどっさりある発炎筒の中から、車が水没したときに脱出するためのヒントを発見した。
大量の発炎筒
ところで、なぜイグジットはこんなに大量の発炎筒を所持しているのか?
①社用車をたくさん持っているから。
②非常時に備えているから。
③なにかよからぬことを企んでいるから。
どれも正解ではない。
あえて言うなら、ちょっと③かも。
よからぬこと
この大量の発炎筒はすべて中古。
有効期限切れ、もしくはもうすぐ有効期限が切れるものばかり。
ちなみに発炎筒の有効期限は4年。
さて、そんな発炎筒を集めてどうするのかというと、

消防訓練に使う。
発炎筒からは炎と煙が出る。
それを火元に見立てて消防訓練をやるわけ。
発炎筒で訓練
発炎筒1本では大したことないが、贅沢に5本ほどいっぺんに使うと炎も大きいし、煙もモクモク出る。
これなら「煙で視界の悪くなった中を移動する」という、リアルな消防訓練ができる。
ちょっとした消火訓練のときも、カラーコーンに向けてやるよりは発炎筒の炎と煙に向けてやると本格的。
発炎筒の炎は水で消えるから、使うのは訓練用の水消火器でいい。
「消火器で粉まみれにはなりたくないけど、水遊びみたいなのじゃつまんない」というワガママな訓練ニーズにピッタリ。
非常用グッズ
消火器にしても発炎筒にしても、この仕事をしているおかげで一生に1回使うかどうかの非常用グッズをバンバン使っている。
いたってシンプルな使い方のこれらのグッズは目をつぶってても使える。
だからといって私が非常時に強いかと言うと‥‥果たしてそうなのだろうか。
消火器は使えるが、火事を消せるだろうか。
肝心なのは「どのタイミングで使うか」、その判断なのだよなぁ。