結婚したい人がいる。
でもできない。
今はできない。
ひょんなことから知り合って、お互いに好印象。
ちょっと付き合ってみたらいい感じ。
これからの人生をともに歩み、一緒に成長していきたいと思える人。
パートナーとしての相乗効果が期待できる人。
だから今、その人と結婚できるようにがんばっている。
来年の今ごろ、結婚したい。
環境を整える
そのために自分の生活をキチンとさせとこうと思っている。
具体的には、家族がひとり増えてもやってけるような収入を確保すること。
そのための計画を作った。グラフが右肩上がりになってるやつ。
1年間かけて実現させるのだ。
相手も同じで、今すぐ結婚できる状態にはない様子。
来年の今ごろ正々堂々と一緒になれるように、少しずつ準備をしているようだ。
準備はできても
さて。
こうやって私たちは、結婚するための準備をしている。
しかし、ことは結婚。
お互いの気持ちが盛り上がって合意していなければ、いくら準備ができていてもいくら金があっても成立しないだろう。
来年の今ごろ、私の気持ちと相手の気持ちは今と同じようにお互いを想い続けているだろうか。
今のこの気持ちは、1年間に起こる新しい出会いによって変わってしまうかもしれない。
だからって「私たち、結婚するよねっ?ねっ?ねっ?」なんて確認し続けるつもりはない。
「結婚するって言ったじゃないの!」と相手を攻めるつもりもない。
そのときどきの気持ち、そのときどきのタイミングを大事にしたい。
自分の気持ちに素直に従ったときは、きっといい選択ができるはず。
そうやって進む道は、たとえ別々の道であっても祝福したくなるはず。応援したくなるはず。
結婚と採用
一緒に働きたい人がいて、今は採用のための準備をしている。
要するに、ここまでの話はイグジットの採用の話だ。
採用と結婚は似ている。
「高収入・高学歴・姑なし」なんかの条件だけで探し当てた結婚で幸せになれるのか。
「給料がよくて、労働時間が短くて、休日もたくさん。オフィスがオシャレ」みたいな条件だけで探した職場で、自分の人生が豊かになるのか。
自分にとっていい職場はどんなところなのか。
そもそも自分はどう働きたいのか。
どう生きていきたいのか。
まずはそこからだ。
アイドリング
来年の今ごろひとり採用できるくらいの余裕を作る。そんな計画を作った。
そしていつも「ここにもうひとり増えたら」を想定しながら仕事をしている。
この状態は痛気持ちいいと言うか、ちょっとしんどいと言うか、とにかく落ち着かない気持ちである。
スタートゲートで鼻息荒くスタンバっている競走馬、または土俵に上がった力士がタイミングを見合っている、その状態を続けてる感じ。
「嬉し辛さ」という言葉があるのか知らないが、そんなアイドリング状態である。