おなじみの「強く押すメガネ」。
この「強く押す」部分は、発信機という消防設備のボタンを保護しているカバーだ。
私のセルフブランディングに多いに役立っているこのパーツだが、実はそう特殊なものではない。
アクリルの丸いプレートで、押したときに中心部が外れるように切り込みが入れてある。
それだけだ。
実に簡単なつくり。
だったらコレ、作れるんじゃね?

これで作れるんじゃね?
使ったのは厚さ0.2ミリのプラ板。
収縮率は約6分の1と書いてある。
できあがったときに実物の「強く押す」と同じサイズになるように計算する。
ややこしい計算は夫に頼む。

原稿「強く押す」は直径約10センチ。
これを写して切り取る。
本物と同じように、強く押したら割れるようにしたい。
だから切り込みもちゃんと作る。

切り込み部分は慎重に。
こういう細かい仕事は、緻密作業の得意なムスメ商店に頼む。

いよいよトースターへ。
プラ板をトースターで加熱するときは急激にぐにゃ−っとなるが、あれにはいつも焦らされる。
で、できあがったのがこれ。
ぐにょ具合が不完全で、切り込み部分がヨレてしまった。
でもだいたいの大きさは計画通り。
プラ板は縦と横の収縮率が違うようだ。
やや横長の「強く押す」になってしまった。
収縮率問題は、できあがったサイズから逆算して原稿を変更すればいいだろう。
さて、この「強く押す」は強く押したらちゃんと割れるんだろうか。
厚さ0.2ミリのプラ板でも、加熱すれば分厚くなる。
できあがりは約1ミリくらいだ。
切り込み部分はもっとギリギリでなければ、丈夫すぎてとても割れない。
ムリヤリ押したら違うとこが割れた。
今日のもろもろを踏まえてもう一度トライしてみよう。

ムスメ商店にも計算を頼る。