災害時に帰宅困難な状況になるのを想定して、社内に非常食を備蓄しているんですか?
答えは「いいえ」。
結果的にそういう状態になっているけど、災害用備蓄という感覚はあまりない。
どういう感覚?
①お弁当を作るのがメンドクサイ。
②お昼ごはんを買いに行くのがメンドクサイ。
③ランチのために外出するのがメンドクサイ。
ただもうこれだけ。特に①番。
②もまぁまぁメンドクサイ。
③は悪くはないが、やりたい仕事に夢中になっているときはメンドクサイ。
だから、手間なくすぐに食べられるものが車内に備蓄されてるとありがたいわけ。

こういうのとか。
中期保存
だからさ、なにも特別な感覚じゃないわけ。
「たまにはレトルトやインスタントで手抜きをしたい」
そんな、主婦あるあるな感覚なわけ。
ありきたりな感覚なので、備蓄もありきたりのものが多い。
5年7年、ときには25年も長期保存ができる非常食があるけど、そんなたいそうなものはほんの少ししかもっていない。
たいていは1年とか6か月とか、そんなもの。
だってさ、こういっちゃナンだけど長期保存できる非常食ってホラ、あんまりアレじゃん?
「ナニコレ!ウメーーーーーーー!」ってな感動が沸き上がるほどじゃないじゃん?
「あ、悪くはないね」ぐらいじゃん?
その準備は安心に繋がっているか?
非常時に備えるというのは、重要だが急ぎではない。
今日の暮らしの中に緊急度の高いものがあれば、確実性のない非常時のことは後回しになってしまう。
こう言っちゃナンだけど、非常時なんてめったにない。
非常時より平常時の時間のほうが長い。
どんなに非常時に備えたって、今日という「なにも起らない日」を暮らさなければならない。
だったら平常メインで考えたほうがラクじゃね?
せっかく備えているのに不安が払拭されないなんて、私はイヤなのだ。
だからふだんの生活に取り入れながら「いつものアレ」として使っていたい。
そういう感覚。
あと、自分の知識と経験だけではとても足りないので、できるだけたくさんの情報を集めておきたいと思っている。
だから集まって情報交換できる機会をつくりたい。
「訓練食堂」と称した非常食試食をメインにしたイベントをやるのも、ほとんど自分のため。