あとから効いてくるセミナー
オモシロそうな人がオモシロそうな人を呼んでセミナーを開催するという。
オモシロそうなニオイがプンプンする。
そしてこれはおそらく、あとからジワジワ効いてくるタイプのセミナー。
受けた当日に感激・コーフンしてヤル気と熱と血圧だけが上がる、それなのになぜか続かないテクニック系のセミナーではないはず。
自分で考え、捉え方ややり方を編み出し、ずっと使っていけるやつだ。
余談だが、あとから効いてくる系の話をだいぶ自分で嗅ぎ分けることができるようになってきた。
ジミだが、喜ばしいことである。
私の「変わらないもの」
さて。
坪井氏の単独講演は、セミナーにしてはえらく長丁場な5時間。
だけどこの間に、自分の活動のテーマ、コンセプトを考えることができるとなったらどうだろう。原点を見つけ出すことができるとなったらどうだろう。
5時間は決して長すぎるということはない。

お尻は痛くなります。確実に。
そして私は、セミナーのワーク中に気づいてしまった。
私がやっている今の活動のテーマがなんなのか。コンセプトはなんなのか。
そしてその原点はどこにあったのか。
私の、時代が変わっても「変わらないもの」とはなんなのか。
あぁ、あれだ。
祖母の「あんたはオモシロいことを考えるねぇ」というひと言。
前衛的でモダンで新しいもの好きで馬力のある祖母。
オモシロい祖母からの、そのひと言をもらう瞬間が嬉しかったんだ。
これが私の「変わらないもの」なんだな。
今あるものでなんとかする
新しいものを発明するんじゃなく、今あるものの切り口を変えてオモシロくしたものを人に見せたい。
どうせやるなら、「わかっちゃいるけどなんとなくめんどくさい」「重要だとは思うけど急ぎじゃないからついつい忘れる」とかいった類のものを扱いたい。
腰の重くなりがちなものを、ラクに・楽しく・オモシロくしたい。
そして、その手の「重要だけど急ぎじゃない」ものは、自分にとっても「わかっちゃいるけどめんどくさい」もの。
だけどそれが仕事なら、人の役に立って喜ばれ、ついでに自分もできちゃうという実にオトクな結果になる。
新しいものでなくていい。今あるものでいい。
今自分が持っているものと言ったら、訓練とか備えとか。
まさに、「わかっちゃいるけどなんとなくめんどくさい」「重要だとは思うけど急ぎじゃないからついつい忘れる」じゃん。
ホイ来た。うまくまとまった。
やっぱこの路線でまちがってなかった。
このまま自信をもって進んでいいんだな。