お客様感謝デー
カンパリ何杯でも無料けん
※きげんは、1/23のよる12時まで
バー・ムスコがオカーサンの誕生日に用意したこのチケット。
カンパリの飲み放題券。
「いっぱいのんで」の「いっぱい」は、一杯ではなく「たくさん」の意味だろう。
誕生日の前日から無料券を発行し、「当日は朝から飲んでもいいんだよ」と優しく誘う。
ふだんから1杯しか飲まないオカーサンにとってこの無料券はいささか持ち腐れ感がある。
たとえ特別な日であっても、いつものように1杯しか飲まないだろう。
ちなみに誕生日当日はフツーの平日。
タチを活かしたビジネス
それにしてもだ。
バー・ムスコ、うまことやるなぁ。
大枚をはたいて投資したカンパリ1瓶は順調に売上を伸ばし、今では売れば売っただけ儲ける状態になっている。
ここらでちょいとお得意様に還元するのも悪くない。
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【バー・ムスコ】まさかの盲点!研究開発中に浮かび上がってきた決定的な弱み
そもそも人を楽しませたいタチのバー・ムスコは、商売においても出血大サービスが多い。
おかげで本末転倒になったりライバルのムスメ商店にすっかり食われてしまったり、好きでやってるのに逆効果なパターンばかりだった。
だけど今回はうまい。
カンパリの使い方がうまい。
お得意様の振り分けかたがうまい。
サービスの設定がうまい。
それぞれの自由
これまでにムスメ商店が確立してきたビジネスモデルとはまるで違う。
緻密な計算と長期的な戦略を立てるムスメ商店。どちらかと言えば利益よりも楽しみを取るバー・ムスコ。
どちらのビジネスも、それぞれの個性が表れている。
そしてお互いにちょっと刺激されてヒントを得ている。
好きなようにやらせてみ、それをそのまま受け入れていたらこんなにオモシロいことになった。
正解はない。
みんなが愉快にやってけば、それが平和で一番いいよなぁ。
彼らが独り立ちしたとき、これらの経験は実社会でどのように活かされるのだろうか。
その日が楽しみでしょうがない。
【2030年3月31日に必ずやってくる「その日」】
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