前回までのあらすじ
近所の空き地に毎日規則正しく捨てられるゴミ。
放置するわけにもいかないので、小さめのレジ袋にまとめて捨てられているそのゴミを回収する。
処分するためには袋を開けて分別しなければならない。
捨て主の生活習慣が、今ここで明かされる。
ないと気になる
というわけで数か月にわたってゴミを拾い処分し続けてきたわけだが、年末年始をさかいにパタリと捨てられなくなった。
どうしたことだろうか。
ゴミの中身を確認することで捨て主の人となりまで想像していただけに、こんな急にストップすると心配になってくる。
いや、ゴミがなくなるのは喜ばしいことではあるが、なんかもう見守り隊みたいな気分にもなってるわけよ。
それにホラ、このブログを読んでの逆恨みが企まれているのではないか、とかさ。
別のウワサ
捨て主はどこのどなたかわからない。
ご近所のゴシップによると、同じ地区の人なのでは?なんて噂もある。
それが確認された事実ではないことを最初に強く念押ししてから、この続きを語るとしよう。
どうやらその人には急激な生活の変更があり、それ以降の言動がちょっとアレなのだそうだ。
要するに奥さんが出て行ってから、認知症のような症状が見られるようになったということ。(こんなところで遠回しに言う必要ないか)
年末年始のタイミングで、息子さんが自分ちに連れて行ったという結末だった。
リアルな事情
ふむー‥‥。
自分の不満をどこかで発散したがっているマナーのなっとらんオッサンなのだと決めつけていたが、そうではない可能性もあるわけだ。
つか、こっちの事情のほうがよりリアルで可能性が高いような気がする。
こんな事情を抱えた人が近所に暮らしていたとしても、それを知るチャンスはほとんどないだろう。
身近に常識はずれな現象が起こったときには、マナーのなっとらん誰かに立腹するのではなく、自分とは違う事情を抱えた人の存在を疑ってみる必要があるのかもしれない。
手助けとか対策とか、そんなことはできないまでも、事情を知ること・見守ることはできる。
重ねて言うが、ゴミの捨て主とこのオジサンが同一人物であるという確証はまるでない。