いよいよ今日から2日間、防災士養成研修に挑む。

大入り満員の研修はかなりマジメムード。
会場いっぱいの受講者。
この人たち、なんで防災士になろうとしてるんだろ。
「今日はまたどうして?」と全員に聞いてみたい。
宿題
暮れに届いた分厚いテキストと自習レポート帳。
研修当日までに自習レポートを完成させよ、という宿題が出ていた。
私にしては珍しく計画的に進めていたので、大量のレポートもどうにか間に合ったけど、こんなにマジメに全部やる人がどれくらいいるのかな。
なーんてナメてたら意外にもちゃんとしてて、その日のお昼までには事務局によってチェックされたレポート帳が返却された。
自分でも気づかなかった記載モレにふせんまでついて。

未記入が多すぎると再提出になることも。
防災じゃないとこも学ぶ
2日間、朝から夕方までのみっちり研修。
目の前に繰り広げられる大量のスライド。そして手元には大量の資料。
こんなこといったらナンだけど、文字の多いスライドはキツいなぁ。
この研修で使われる400枚近くのスライドは、どういうわけかことごとく文字が多い。
いっそこの中から、「ベスト・オブ・文字の多いスライド」を選んで表彰したい。
最優秀賞のスライドには何文字あるのかも数えたい。目がツラいけど。

ちなみに「ベスト・オブ・文字の少ないスライド」は、これ。
あと、講師の言い訳と早口は受講者の集中力を削ぐものだ。
本番で言い訳をしないで済むように、入念な準備をせねばなるまい。
そして、人前でしゃべるときはゆっくりとシンプルに。
ちょっとした笑いは必須。
じゃないと眠くなる。
いくつかある講義の中でスンナリ頭に入ったのは、スライドを使わない、クスッとした笑いありの講師の体験談だった。
本筋と関係ないけど、勉強になるなぁ。
我が街を舞台に
カリキュラムの中に災害図上訓練・DIGというのがあり、数名のグループでワークをすることになった。
まずはグループ内で自己紹介。
防災に興味のある人、福祉施設の人、発電所の人、各地で災害を経験してきた人、防災訓練を仕事にしてる人(私)。
みんなそれぞれに理由があってここへ来ている。
事情を知るとオモシロみが増す。
さて。
DIGでは広げた地図上で災害時をシミュレーションする。
テーマとして与えられた地域が大分市高城地域。
高城はイグジットのある街。

見なれた地図。
こうやってじっくり考えてみると、海抜は低いわ古い民家は密集してるわデカい工場はあるわ。
リスクがたくさん存在する街じゃないか。
おまけに高台に避難するには線路を渡らなきゃならない。
数少ない踏切に人が集中するであろうことは容易に想像できる。ヒィィ~。
ワークが進めば進むほど、グループメンバーの中でこの地にリアルに関わる私だけが悶えるのであった。