「何分で避難すれば助かりますか?」
と、言われましても。
まず自分
そんなのケースバイケースに決まってる。
正しい答えなんかあるわけがない。
目安すらない。
いや、もう。だからね。お客さんでいるのをやめましょうよ。
自分で考えて、自分で動くしかないですよ。
共助という助け合いはあるけれど、必ず助けてもらえる保証はないし、助ける義務も責任もない。
あくまでも自分。まず自分。
厳しいようだけど、ホントこれに尽きる。
頭を柔らかく使う
便利な社会で生活している私たちは、あるジャンルにおいて頭を使うことを忘れてしまっているのではないか。
水道から水が出る、スイッチひとつで明るくなる、どこにいても連絡が取れる。家に帰ったらごはんができている。
そういうものが一切なくなったときに「さてどうする?」の思考ができるのか。
柔軟な思考ができるように鍛えておくのはひとつの有効な手段である。
イザなくなったときに考え始めるってんならそれでもいいけど、私は平穏な今のうちにやっときたい。
「今だったらどうする?」「このあとすぐ!だったらどうする?」
たいそうなことはしませんよ。
ちょっと考えるだけ。ちょっと言ってみるだけ。ちょっとやってみるだけ。
情報を、集めて回す
とかエラソーに言ってる私だけど、自信があるわけではない。
ガチ災害を自分の頭で乗り越えられるか、わからない。
すべてを知っているわけでもないし、経験があるわけでもない。
ただ、私は仕事がら、消防だの防災だのを考えるチャンスが人よりちょっと多いので、発信ツールで言いふらすことはできる。
私が発信したものが、どなたかの非常時に役に立てば幸い。
私の発信に、どなたかがくれたコメントが私の非常時に役立てばありがたい。
情報を集めて循環させることで、非常時におびえることなく普段の生活を送ることができればいい。
あるかどうかもわからんコトのせいで、いつもの生活がおぼつかなくなるのはイヤなわけ。
なんだかんだ言っても、通常業務は大事じゃん。
「何分で避難すれば助かりますか?」
知らんがな!と言いたいところだけど、強いて答えるなら「待たずに今すぐ」かな。
しのごの言わずにサッサと逃げろ、だ。
通常業務のありかた
ところで。
私は今、防災士研修を受けるための事前準備をしている。
分厚いテキスト読めば読むほど、自然災害の強大さに「こりゃムリだわ」って気がして腰が抜ける。

生き残れる気がしない。
こうなるともう、「今を後悔なく生きる」に専念したほうがいいんじゃないか。