あなたの意識は世間的にどうなのか?自分と全国平均を比較するテスト「防災意識尺度」

こんなの好きでしょ?

防災意識尺度というものがあって、これがなかなかオモシロかったのでご紹介する。

防災意識尺度

これは、国立研究開発法人防災科学技術研究所という、読むのもめんどくさくなるような名前の機関が開発した心理テストのようなもの。
防災なんて正論は敷居が高くて敬遠されがちだけど、「自分の防災意識を全国平均と比べることができる」なんて言われたら横並びの好きな日本人だもの、ちょっとやってみたくなるよね。

このテストでわかるのは、雑に言うと次の5つ。

A. イメージ度
B. 深刻度
C. 人の役に立ちたい度
D. 自分事度
E. ビビり度

災害に対するこれらの意識がどのくらいなのかを知ることができる。

前置き

先に言っとくが、この診断はちょっとメンドクサイ。
「20の質問に答えると分析結果がわかる」というふれこみだが、回答のあとに自分でスコアを集計しなくてはならない。
その手間をかけてでも自分の防災意識と全国平均を比べたい!という方はチャレンジしてみていただきたい。

防災意識尺度

自分で使う用に作ったやつ。

私が作ったのでよければ、こちら↓からダウンロードしていただける。
防災意識尺度 (203 ダウンロード)

なお、本家サイトではお手軽に回答・判定できるオンラインバージョンを現在作成中とのこと。
今日のところはオフラインでご勘弁願いたい。

夫婦の意識

当然ながら私もこれをやってみた。
そして夫にもやらせてみた。

その結果、ふたりの違いが如実に表れてしまったのでついでにご紹介する。
ふたりの違いというよりも、夫の意識がすごかった。

青が夫。赤が私。

パッと見、私のほうが偏差値が高い。
総合点72の私に対して、夫の総合点は50。
それよりも、夫のこのバラツキ具合はなんなんだ。

詳細に見てみると、夫はEの不安スコアが極端に低い。欄外だ。
不安スコアは災害のことを心配する度合いで、備えのモチベーションになるもの。
ではあるが、夫は、事実と解釈をキッチリ区分けし、漠然としたものを明確化・細分化することに長けている人物。
結果的に不安を感じることが少ないということになる。

一方の私は、Cの他者指向性が高スコア。
これは自分以外の人のために何かをしようという考えのこと。
質問の「人が集まる場所が好きだ」「人とコミュニケーションを取るのが好きだ」あたりから導き出された結果である。
だがこの質問に対して、私はあくまでも「そんなときもある」という立場でしかない。
いつ心変わりするかわかったもんじゃない他者指向性なので、私に期待はしないように。

まとめ

ここんとこは特に念押ししておきたいんだけど、このスコアが低いからダメということは決してない。
それは、夫の不安スコアの解説からもご理解いただけるだろう。
そしてこの診断用紙にも記載があるが、一定の期間をおいて再び診断してみるのもいい。
考えや意識は常に変化していく。

ちがう人間なんだし、意識や考え方に差があるのは当然。
全体的にスコアが高い人はウザがられる可能性があるので、低スコアの人と真正面から組み合わせると衝突もしくは乖離するにちがいない。
それぞれの差がうまくかみ合うような組み合わせさえ実現すれば、どんな非常時にだってそれなりに対応できるはず。

会社も家庭も、組織やチームってそんなもんだよね。

組み合わせる会社

公式サイトはこちら↓

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